正副大統領候補のプラボウォ氏(左)とサンディ氏(右)
来たる6月27日、大統領・副大統領候補番号2番のグリンドラ党プラボウォ・スビアント-サンディ・ウノ組は、憲法裁判所にて行われる大統領選挙の公判には出席しないことが明らかになった。
プラボウォ陣営の選挙対策本部アンドレ・ロシエイド報道官は、プラボウォーサンディ組は、憲法裁判所周辺に群衆が集まってくることがないよう敢えて出席しない、と述べた。
「彼(プラボウォ氏が出席するなら、支持者もやって来るだろう。支持者だけでなく、他にも駆けつけてくる。砂糖があれば、蟻がいるものだ。支持者らはもしプラボウォ氏が来たら群を成してやって来る。」去る6月25日、ジャカルタのプラボウォ陣営メディアセンターにて、アンドレ報道官は語った。
以前プラボウォ党首は支持者に対して、大統領選挙に関する訴訟の公判が行われている間、憲法裁判所を訪れる必要はないと呼びかけた。しかし、212同窓友好会(※注釈)に属する同支持者の何人かは、判決言い渡し時、依然として街頭に繰り出すことを認めた。
それに関連して、自分たちは支持者らが要望を伝えようとする熱意を阻むことはできないとアンドレ報道官は述べた。しかし、プラボウォ党首や同陣営の選挙対策本部の指示で人々が憲法裁判所周辺に集まっているわけではないと述べた。
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同報道官によれば,プラボウォ党首はハンバラン、もしくはクルタヌガラの邸宅から憲法裁判所の公判を視聴するだけだという。同党首は、彼の支持者たちも彼と同じように行動することを願っている。
「全ての支持者たちが自宅で、各々テレビを通じて視聴することを祈る」と、グリンドラ党党首でもあるプラボウォ氏は語った。
アンドレ報道官によると、現在同党首は、健康診断や個人的なビジネスを含むいくつかの手続きのため、依然としてドイツにいる。とはいえ、同報道官は来たる27日の憲法裁判所の公判結果発表前に同党首がインドネシアに到着することを明言した。
※注釈
2016年12月2日と2月12日にバスキ元ジャカルタ州知事の「イスラム侮辱発言」に抗議するデモを行った元メンバーらによる組織
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( 翻訳者:宇野瑞香 )
( 記事ID:4877 )