全国の各地方で、一斉にアフリカ豚コレラの拡大を阻止する措置を実行したにもかかわらず、現在までに、この疫病は依然として複雑に変化し、拡大している。
　ビントゥアン省では、６月10日、ビントゥアン省のラージー町人民委員会は、この町において、アフリカ豚コレラの発生が起きたことを発表する決定をした。こうして、現時点までに、ビントゥアン省では３箇所で発生が確認されたことになる。
　疫病を制圧するために、ラージー町人民委員会主席は、関連する課、委員会、機関に対し、早急に、阻止するためのあらゆる力を動員し、地域に侵入したアフリカ豚コレラに緊急に対応することを要求した。
　感染が確認された地域では、タン・フオック町委員会は、疫病の隔離、検疫所の設置、往来の指導、疫病[アフリカ豚コレラ]が蔓延する場所へ任務がない人が入ることの禁止、といった各措置を実行した。
　それに加えて、感染の脅威がある区域や監視区域の各村は、感染が起きないように防止措置を厳格に行い、感染が起きた場合の対応を備えていなければならない。
　アンザン省では、６月10日午前、アンザン省人民委員会が、農業農村開発局と各地方の指導者が省内のアフリカ豚コレラの感染状況の推移を報告するのを聞くために、省内の11の県、町、都市によるオンラインの会議を開催した。
　アンザン省農業農村開発局副局長のヴォー・ティ・タイン・ヴァン女史は、「アンザン省内で既に、ロンスエン市、トアイソン県、ティンビエン県、チャウフー県、チートン県、チョモイ県を含む７つの県、町、都市の13か所で感染が確認されている。これまでに省はアフリカ豚コレラに感染した豚を396頭殺処分した」と伝えた。
　アフリカ豚コレラを防止する措置を断固とした態度で実施することに加えて、アンザン省の各地では、感染が広い範囲に拡大しないために、多くの解決策を実施している。
　感染の複雑な推移の前に、アンザン省人民委員会のチャン・アイン・トゥ副委員長は、交通の要所の各動物検疫所や国境ゲートの動物検疫所に、チームを配置し、24時間体制で厳格に宿直させ、家畜の輸送状況の検査やチェックを綿密に行うように要求した。
　アンザン省人民委員会副委員長は、家畜飼育者に対し、「今の時点では、新しい豚の群れの飼育を始めるべきではない。
　もしくは、一時的のほかの家禽の飼育に転換することは可能だが、飼育を始める前に飼育舎の衛生を確保しなければならない」と勧告した。
　ヴィンフック省では、アフリカ豚コレラが発生して約２か月後、これまででで、ヴィンフック省の全てにあたる９つの県と都市の83の社、333の集落の1461世帯でこの疾病の感染が起こり、死んだり殺処分されたりした[アフリカ豚コレラに]感染した豚の総数は、１万7000頭以上である。
　ヴィンフック省において豚を飼っている人のほとんどは、豚飼育保険にも農業保険にも入っておらず、疫病が広い地域で発生したとき、農家はかなり重いリスクを負った。
　ヴィンフックの農業農村発展局によると、ヴィンフック省の地区で、零細規模の豚飼育世帯の数は、豚の飼育を行っている施設や世帯の総数の84.74％と、とても大きな割合を占めている。
　しかも、多くの世帯は、主観的で、熱心ではなく、専門機関の案内に従った疫病防止対策をきちんと適用していない。
　豚の食肉処理は、主に零細規模経営世帯と豚飼育農家が自ら行っており、住宅地で混ざり合っている。そのため、検査し感染拡大の危険を阻止するのは難しい。
　省は、各分野や地方などに対し、感染した豚を処分する場所を主体的に決めておき、豚が感染したり死んだりしてからようやく処分する場所を探すことは絶対にないようにすること、規定に正しく従って感染の発表を行うこと、感染した豚や死んだ豚を早期に発見するために主体的に監視し徹底的に処分するために必要な時は、現場で部隊を動員すること、を求めた。
　暫定的な統計によると、現在全国で、アフリカ豚コレラが発生した地域は、54の省、都市に及ぶ。


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https://www.vietnamplus.vn/dich-benh-phuc-tap-lo-ngai-nguon-cung-thit-lon-trong-dip-cuoi-nam/573934.vnp

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（ 翻訳者:榎本泰希 ）
（ 記事ID:4884 )