ホーチミン市国家大学の情報では、６月19日イギリスのクアクアレリ・シモンズ社（QR）という教育組織が82国のトップ大学1001校のQS世界ランキング2020を発表した。
　このランキングに、ベトナムからはホーチミン国家大学とハノイ国家大学の２校が引き続き入っている。その中で、ホーチミン国家大学は701位から750位、ハノイ国家大学は801位から1000位の間にランクインした。
　ホーチミン国家大学が701位から750位の間に入るのは今回で２年目だ。上記の結果をもって、ホーチミン国家大学は世界の優良大学のトップ66％の中に入るといえる。
　QS世界大学ランキングは６つの指標に従っている。学術評判(全体の40％)、雇用者からの評判(10％)、教員数と学生数の比率(20％)、教員一人当たりの被引用数(20％)、外国人講師の割合(５％)、留学生の割合(５％)がある。
　今年、ホーチミン国家大学の学術評判(ランキングの最も大きい部分を占める)の指標は70位上げ、427位だった。
　評価のための客観的なデータベースを得るため、QS世界ランキングはスコーパスシステム上の1300万本の論文からの9300万か所以上の引用の分析を行ったほか、150万人の学者からのフィードバックを受け取り、世界中の雇用者24万人に対する調査を実現した。そこから専門、学術における最優良大学、人材育成の質、卒業生の労働市場への供給における最優良大学を確定した。
　QS世界ランキングは2004年から始まった。この組織の大学ランキングが発表されるのは今年で16年目だ。
　アメリカのマサチューセッツ工科大学（MIT）はランキングのトップを保っている。この名門大学がQS社のランキングで第一位になるのはこれで８年連続だ。
　ランキングでは、一位のMITのほかに、アメリカのスタンフォード大学とハーバード大学の２校が順位を維持している。そしてオックスフォード大学(イギリス)とカリフォルニア工科大学(アメリカ)が順番に第４位、第５位を維持している。


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（ 翻訳者:伊藤千恵美 ）
（ 記事ID:4900 )