副首相、ミャンマー初のベトナムの銀行の支店を訪問
2019年06月19日付 VietnamPlus 紙
BIDVヤンゴン支店で同行幹部との会合に出席するブォン・ディン・フエ副首相
副首相は、ベトナム投資開発銀行(BIDV)および同行ヤンゴン支店が今後も引き続き両国のビジネス、観光および投資における協力を推進する架け橋となるよう希望した。
ミャンマー連邦共和国を公式訪問中のブォン・ディン・フエ副首相は6月18日、ベトナム投資開発銀行(BIDV)のヤンゴン支店を訪問した。BIDVヤンゴン支店は、ミャンマーでのビジネスを許可されたベトナム初の銀行支店。
フエ副首相は会合でのスピーチで、BIDVヤンゴン支店が達成した成果とともに、ミャンマーを国際マーケットに結びつけ、また、ベトナム・ミャンマー間における経済、貿易、投資の協力関係の一層の推進を支援してきた同支店の努力に言及し、称えた。
副首相はさらに、今後もBIDVと同行のヤンゴン支店が自らの強みを生かし、両国のビジネス、観光および投資における協力を推進する効果的な架け橋となるよう希望した。
BIDVのファン・ドゥック・トゥー取締役会長は、フエ副首相への報告で、引き続き支店の活動を推進し、臨機応変かつ長期的、そして、ミャンマーの法律の規定を遵守した経営活動を展開していくことを約束した。
BIDVのトップは、BIDVがベトナムとミャンマーの二国間の投資・貿易関係および両国の個々の企業の投資・貿易活動に効果的で実質的な貢献を続けられるよう、ベトナムの党・政府の継続的な関心と指導を希望した。
BIDVヤンゴン支店は2016年半ばより正式に活動を始め、ベトナムとミャンマーの企業に多様な銀行サービスを提供する、ベトナムの銀行では初めての支店である。2019年5月31日現在、BIDVヤンゴン支店は総資産1億3000万ドル以上、調達資金4650万ドル、貸出金平均残高2000万ドルで、支店の取引先企業は2018年末より27%増加している。
BIDVヤンゴン支店はまた、クレジットサービスに加え、代金回収や現金の入出金といったサービスを展開するため、地場銀行との交渉にも尽力している。中でも、ベトナムの投資案件の資金回収サービスの展開に成功したことは注目に値する。同支店の活動は、ベトナムの企業の利便性を高めたり、ミャンマー市場に銀行の金融サービスを提供したりするだけではなく、二国間の経済、貿易、投資関係の推進にも貢献している。
ベトナムとミャンマーの経済外交、貿易支援、経済関係は日々活発化している。2018年の二国間の往復の貿易額は約8億6000万ドルで、ベトナムが5億4400万ドルの輸出超過となっている。
投資に関し、ベトナムはミャンマーに投資を行っている49の国と地域の内、第7位の位置を安定的に維持している。これまでの登録資本総額は約22億ドルで、ミャンマーへの投資総額の2.8%を占めている。また、これまでに200社以上のベトナム企業が様々な形でミャンマーでの貿易や投資に関わってきた。
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( 翻訳者:岡野夏美 )
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