グエン・チー・ビン上将・国防次官と韓国のパク・ジェミン国防次官は、第８回ベトナム・韓国国防政策対話を共同主宰した。

　ベトナム通信社（VNA）のソウル特派員によれば、韓国のパク・ジェミン国防次官の招きを受け、グエン・チー・ビン上将・党中央委員・党中央軍事委員会常務委員・国防次官を団長とするベトナム国防省代表団が６月18～22日、韓国を訪問し、第８回ベトナム・韓国国防政策対話を開催した。
　６月20日、国防会議センターで、グエン・チー・ビン上将・国防次官と韓国のパク・ジェミン国防次官は、第８回ベトナム・韓国国防政策対話を共同主宰した。
　対話で、双方は、相互の理解と信頼を強化するため、世界および地域の安全保障情勢や両国がともに関心のある国際問題などについて意見を交換した。
　双方は、二国間の国防協力について、これまでに達成された協力の結果を高く評価した。また、今後もそうした結果を引き続き維持、発揮していくことで合意し、特に、ハイレベルの代表団の交流の拡大、国防技術に関する協力、戦争の後遺症の克服、海の安全保障、国連の平和維持活動などを中心に進めていくことでも一致した。　さらに、サイバー・セキュリティー、文化・文芸交流、ミリタリー・スポーツ、ハイ・パフォーマンス・スポーツなど、それぞれの可能性に合わせた新たな協力内容を推進していくことでも一致した。
　多国間協力の枠組みに関し、双方は、「拡大ASEAN国防相会議」（ADMM＋）、「ASEAN地域フォーラム」（ARF）、「東アジア・フォーラム」（EAF）、「シャングリラ・ダイアローグ」、「ソウル・ディフェンス・ダイアローグ」、「韓国・ASEAN国防次官会議」などの多国間フォーラムにおいて、相互の情報交換、協議、調整を強化していくことで合意した。
　ベトナムは、韓国が多国間の安全保障協力の枠組みに責任を持って参加し、地域と世界の平和、安定と発展に貢献することを支持した。
　韓国は、ベトナムがASEANの議長国に就任する2020年に予定される国防・軍事関連の諸イベントの準備、開催において、ベトナムを支援することを約束した。
　韓国滞在中、ベトナム代表団は、韓国のチョン・ギョンドゥ国防相を表敬訪問し、可能なタイミングでのベトナム訪問を招請するベトナムのゴー・スアン・リック国防相からのメッセージを伝えた。また、韓国防衛事業庁（DAPA）の長官、韓国国際協力団（KOICA）の理事長、ハンファ・グループの副会長らと会見、韓国の平和維持訓練部隊を訪問した。

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（ 翻訳者:広瀬ないる ）
（ 記事ID:4910 )