日本の中国地域ベトナム人協会を設立
2019年08月19日付 VietnamPlus 紙
日本の中国地域ベトナム人協会設立式の記念写真を撮影するベトナム人コミュニティと代表者の人々
8月18日、日本中国地域ベトナム人協会の設立式が、日本の広島県の東広島市で行われた。
日本駐在ベトナム大使館のヴー・ホン・ナム大使、東広島市の高垣広徳市長をはじめ、広島ベトナム友好組織やベトナムに投資している日本の各企業、日本の中国地域で生活し学び働いている実習生、留学生、ベトナム人コミュニティの多くの人々が出席した。
[ここでいう]日本の中国地域には、広島県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県、香川県、高知県、愛媛県、徳島県の9県が含まれる。
広島県に住むベトナム人は1万人以上に達する。このうち実習生が80%余りを占める。
設立式でのスピーチで、ヴー・ホン・ナム大使は、「現在、日本在住ベトナム人は35万人に達した。このうち実習生が多くを占めており80%近くに達する。このため、日本各地にベトナム人協会を発足させることは、自然であり必要なことだ」と伝えた。
ヴー・ホン・ナム大使は、両国間の経済・文化交流活動を一層促進するために、日本の中国地域のベトナム人協会が、地方行政機関や日本駐在ベトナム大使館及び各友好組織と協力してほしいと要望した。特に、この地域の日本国民にベトナムの人と国のイメージを宣伝する活動をたくさん行うと共に、日本在住のベトナム人が日本の法律を遵守し生活を安定させるための支援と宣伝をおこなってほしいと求めた。
設立式で、日本の広島大学のチャン・ダン・スアン准教授が、2019年から2020年までの任期3年の、日本中国地域ベトナム人協会の最初の会長となることが正式に発表された。
設立式で、チャン・ダン・スアン准教授は、「今後日本中国地域ベトナム人協会は、この地域のベトナム人コミュニティが安定した生活を送るための法的手続の支援や、コミュニティが常に祖国に目を向けられるための支援活動、中国地域における日本企業のベトナムへの投資活動促進への参加といった、有益な活動を多数おこなっていく」と伝えた。
中国地域でベトナム人協会が設立されたのと同じように、東京都や愛知県、北海道でも既にベトナム人協会が設立されており、意義がある多くの活動がおこなわれている。
日本在住のベトナム人コミュニティは徐々に、統一された共通の一つのシステムを形成しつつある。その一方で、独立した個性も保っている。各層、各個人が力を全部発揮でき、より良い生活を目指し、共に手を携えて祖国を建設するためである。
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( 翻訳者:メディア翻訳ベトナム語班 )
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