ジョコ大統領支援団体「大統領は和解のためにプラボウォ党首を大臣に指名」
2019年10月22日付 Kompas 紙
去る10月21日ジャカルタの大統領宮殿を訪れたグリンドラ党のプラボウォ・スビアント党首とエディ・プラボウォ副党首
去る10月21日ジャカルタの大統領宮殿を訪れたグリンドラ党のプラボウォ・スビアント党首とエディ・プラボウォ副党首



ジャカルタ、kompas.com配信
ジョコ大統領の支援団体である「ジョコウィ(ジョコ・ウィドド大統領の愛称)マニア」のイマニュエル・エベネゼル氏は、ジョコ大統領は、2019年大統領選挙後の和解のために2019年から2024年にわたる第2次内閣において、グリンドラ党のプラボウォ・スビアント党首を大臣に指名すると述べた。
「ジョコウィマニア」の一員である支援者たちでさえもジョコ大統領の決定を受け入れている。

「説明を聞いて私たちは受け入れることにした。説明は大変合理的であった。(ジョコ大統領が)考慮したことのの一つは、インドネシア国民は和解が必要だ、ということだ」と去る10月22日、イマニュエル氏は語った。
同氏によると、20日にジョコ大統領が支援者らと会った際に、プラボウォ党首を大臣に指名するという決断についての説明があった。

その会合の際、支援者はプラボウォ党首がジョコ大統領を裏切ることへの心配を伝えた。しかしジョコ大統領は支援者たちに心配しないようにと言った。
そのため支援者たちはその決定をついには受け入れた。
「大統領は合理的に判断を行っている。グリンドラを引き入れるという決定が、軽はずみや感情任せにできるわけがない」とイマニュエル氏は述べた。

グリンドラ党のほかに与党入りする野党はいないとイマニュエル氏は続けた。
ジョコ大統領は政権をチェックするために野党の存在を望んでいる。
「大統領はまた、野党の存在をなくすべきではなく、野党の不在は民主主義を脅かし得ると考えている。もしもすべての政党が与党になったなら、誰が自分をチェック制御できるのかと大統領は話している。だから国民信託党や福祉正義党は行政に関与していないのだ」とイマニュエル氏は語った。

去る10月21日、グリンドラ党のプラボウォ党首とエディ・プラボウォ副党首はジャカルタの大統領官邸を訪れた。プラボウォ党首はジョコ大統領に面会した後、ジョコ内閣に入るよう頼まれたと述べた。
彼が担う大臣職の名は口にしなかったが、プラボウォ党首はジョコ内閣を国防部門で協力すると語った。

「国防面にて、大統領に尽力致します」とプラボウォ党首は述べた。
 プラボウォ党首の他にエディ副党首も大臣の座を獲得しているが、プラボウォ党首は大臣の座について詳細には発表していない。
 その面会の際、プラボウォ党首は自身とエディ副党首がジョコ-マルフ内閣に力を尽くす用意ができていることを確認した。

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( 翻訳者:渡邊宏治郎 )
( 記事ID:4951 )