ランソン省が越中国境画定事業完成10周年を総括
2019年10月11日付 VietnamPlus 紙
会議の光景
会議の光景

10月11日午後、ランソン省人民委員会は、省内の越中国境における境界画定と境界標設置作業の完了、および越中国境に関する3つの法的文書の実行以降の10年間を総括する会議を行った。
ランソン省は、中国の広西チワン族自治区と境界を接する21の社に属する、231.7kmの国境線を有している。
 中越国境に関する3つの法的文書に従った国境画定および境界標の設置と管理の10年にわたる作業が完了した。その後、ランソン省の国境の状況は基本的に安定し、国境線、境界標もしっかりと維持され、両国の国境周辺地域の社会経済を順調に発展させ、平和、友好、協力、そして発展の境界線を作り上げるための環境が整備された。
ランソン省は常時、国境線と境界標のネットワークの点検、監査、管理、保護作業を行い、国境周辺地域の秩序と治安を保っている。
 2010年から現在まで、国境警備隊、自警団、社の公安が連携して、10,365回にわたり53,658人の兵士、公務員が単独のパトロールを実施した。また、国境沿いの各社の住民4,235人が国境線、境界線をパトロール、管理、保護している。
 ランソン省の国境警備隊は、中国側の国境警備隊と連携して、95.43kmにおよぶ国境で、17回、単独のパトロールを実施した。
 ランソン省は常に、広西チワン族自治区との関係および両国の国境周辺の地域住民の関係が強化されるよう対外業務を円滑に実施し維持し、協力して宣伝業務をよりよく実施し、越中国境に関する法的文書を厳格に実行している。さらに、同省は、国境を巡る各事案、法的文書の違反を発見次第迅速に処理し、常時協力して情報交換を行って、省における祖国の独立および領土主権を堅持している。
会議には、国境警備隊、公安、ランソン省の国境周辺の県の代表者が出席し、国境に関する対外業務、国境上で発生した各事案の防止および処理にかかる協力、出入国に関する業務協力、省における国境の管理と防衛のための単独および二国間の共同パトロール実施、国境周辺の各社における生産業務の促進と経済発展のための各種方策等について意見交換、議論を行った。
 会議では、ランソン省のホアン・ヴァン・ギエム党委筆頭副書記・人民評議会議長が、省の国境地域の建設、管理、防衛の業務は、祖国建設と防衛事業につながる重要かつ長期的な課題であると強調した。そのため、党委員会、地方政権の各レベル、地方の各部局、特に国境地区の県・町・村および関連する部隊は、国家国境防衛戦略に関する中央の各決議を、引き続き徹底的かつ厳格に実施し、越中国境に関する3つの法的文書、国家国境法および関連法規を実施し周知していく。
 各レベル、各地方は、国境情勢を主体的に把握し、国境で発生する各事案を迅速に処理し、境界標の管理と保護にあたり協力を強化し、国境を越える犯罪に対し効率的に闘争を行い、国境周辺地域の秩序と治安を維持し、国境周辺の地域住民のため物質的、精神的な面で生活の質が向上するよう配慮し、2030年までに国境の各社の貧困世帯を無くすため努力する。
 同時に、各レベル、各地方は、各種の協力合意を効果的に実行し、双方の間の既存の協力スキームの効率性を発揮すべく、広西チワン族自治区との友好協力関係を促進する。
 この機会に、ランソン省人民委員長は、国境画定および境界標の設置業務の実施と越中国境に関する3つの法的文書の実行にあたり、顕著な業績を上げた21のグループ、17の個人に表彰状を贈った。

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( 翻訳者:大日向爽 )
( 記事ID:4959 )