女性はベトナムの労働力の45.6%を占める
2019年10月15日付 VietnamPlus 紙
各国家機関、国会、各組織、経営者の代表らが参加し、女性労働者の権利の向上について議論するフォーラムにて
ベトナムの生産年齢人口の女性は2230万人に達し、労働力の45.6%を占める。これは第4次産業革命における試練に直面している層でもある。
ベトナムでは、生産年齢人口の女性が2230万人に達し、労働力の45.6%を占めている。第4次産業革命が強い勢いで起こっている中、女性労働者は最大の影響を受ける層であるにも関わらず、まだ十分な検討がなされていない。
さらに、女性は社会的弱者であり、多くの場合公平な扱いを受けられないために、不利益を被りやすい。そのため、彼女たちの社会への貢献はまだ相応かつ適切に公認されていない。
これは2019年マルチ・ステークホルダー・フォーラムで提示された認識である。このフォーラムは、「第4次産業革命を背景とした職場での女性の権利の向上」と題し、ベトナム労働総同盟、ジェンダー・家族・女性・未成年研究センター(CSAGA)、サムスン電子ベトナムが、10月15日にハノイにて合同で開催した。
フォーラムでは、第4次産業革命が女性労働者や女性経営者の企業、ひいてはベトナムの企業全体の対して与える可能性がある、困難や課題、展望について議論した。
ベトナム労働総同盟の副会長ゴー・ズイ・ヒエウ氏は、次のように述べた。第4次産業革命の多方向的影響の中で、すべての関連組織は女性への権利の付与と向上のための解決策を引き続き考え、探究し、打ち出している。
「本日のマルチ・ステークホルダー・フォーラムは、女性労働者と関連組織の声に耳をすますことを通して解決策を模索し、女性労働者が第4次産業革命をはじめとする外部の課題や障壁を乗り越えられるよう、我々が共に主体的で、時宜にかなった、実質的な行動を行う決意を持つことを目的としている」とゴー・ズイ・ヒエウ氏は強調した。
サムスン電子ベトナムでは、女性従業員の割合が70%以上を占め、理想的な労働環境を整備し、労働者全般への優越した福利方針を発展させることを狙って努力している傍ら、サムスン電子は女性労働者、特に妊娠していたり、小さな子供の育児をしている女性を対象に特別なケア方針を打ち出すことを重視している。
サムスン電子ベトナムの社長チェ・ジュホ氏は以下のように述べた。「深刻な影響や大きな課題が女性労働者に及ぶ前に、もし我々が包括的に理解し受け止め、今すぐに十分な準備をすれば、そうした課題はチャンスに変わるであろうし、女性労働者にとっての社会における自分たちの地位や役割を確立するターニングポイントを生み出すと私は信じている」。
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( 翻訳者:中富春奈 )
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