日本、ベトナム人実習生・技術者のためのイベント開催
2019年10月20日付 VietnamPlus 紙
開会の辞を述べる伊海剛志IKAIグループ代表取締役社長
IKAIグループ代表取締役社長は、ベトナム人実習生や技術者らと日本人社員らの結束を強めるためにフェスティバルを催したと述べた。
ベトナム通信社日本支局の記者によると、10月20日、首都東京から西方に約120km離れた山梨県で第1回ベトナムフェスティバルに、300名以上のベトナム人実習生や技術者と日本人社員が参加した。
IKAIグループ代表取締役社長の伊海剛志氏は開幕式にて、ベトナム人実習生や技術者らと日本人社員らの結束を強めるため当イベントを開催することを述べ、またこれまでベトナム人労働者らがグループの発展に寄与してきたことに対して感謝の意を示した。
一方、ベトナム労働傷病兵社会省日本支部代表のファン・ティエン・ホアン氏は、ベトナム人実習生や技術者らの物質面・精神面の生活を保障するIKAIグループの努力を高く評価した。
ホアン氏は、当イベントは、ベトナム人労働者らが伝統的な習慣や文化、また日本人社員に対する理解を深めることで、両国間の理解度を向上させる良い機会であると述べた。
これを機にベトナム労働傷病兵社会省日本支部代表は、グループの規律や現地の法律をしっかりと遵守すると同時に、日本の先進的な科学技術に関する見識を会得するために学習を怠らないようベトナム人労働者らに諭した。
また、当イベントの来賓客として、日越友好議員連盟特別顧問の武部勤氏が招かれた。
武部氏は、両国間の友好関係促進に大きく寄与し、また日本における技能実習生受け入れを積極的に支持した、日本の政治家の一人だ。
イベントにて武部氏は、日本にとってのみならずベトナムにとっても、IKAIグループは非常に優れた人材育成の場であると述べた。
加えて武部氏は、ベトナム人実習生らが学習に努め、日本の先進的な技術を持ち帰り国家の発展に貢献することを望むとした。
ベトナム通信社記者による取材を受けたホアビン省出身の実習生ブイ・ヴァン・ゴンさんは、当イベントは非常に有意義な企画であり、おかげで日本文化への理解を深め日本人社員との結束を強めることができたと話した。
また、ハーティン省出身の実習生チャン・ヴァン・ナムさんは、ベトナム人労働者らに対するグループの配慮や支援に感謝を述べると同時に、グループの発展に貢献できるよう更に努力すると誓った。
イベントの企画の中で、ベトナム人労働者らと日本人社員らは、投げ輪や球取り競争、お菓子すくい等のゲームを楽しみ、伝統的な日本料理を共に味わった。
1970年に設立されたIKAIグループは、業界横断型グループであり、機械や電気、電子、工業薬品、工業化成品に至る様々な分野で活動している。
当グループは、2015年よりベトナム人実習生を受け入れ始めた。現在、236名のベトナム人実習生と16名のベトナム人技術者が、グループに属する各企業で働いている。
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( 翻訳者:渡辺智暁 )
( 記事ID:4976 )