ジョコ・ウィドド大統領が教育分野での経験のないナディム氏を教育文化大臣に任命する3つの理由
2019年10月25日付 Kompas 紙
去る10月23日、大臣就任式を終えたナディム・マカリム教育文化相は同省図書館に足を運んだ
ジャカルタ、kompas.com配信
教育分野における経験が無いことから、ジョコ大統領によるナディム・マカリム氏の教育文化大臣の任命について疑問が呈されている。
去る10月24日、ジョコ大統領は大統領官邸でバイクタクシー配車サービス「ゴジェック」の創設者であるナディウム・マカリム氏を教育文化省の大臣に任命した理由をメディアの前で説明した。
ジョコ・ウィドド大統領は、ナディエム・マカリム氏が新内閣で教育文化大臣に就任することを予想もしていなかった各方面からの質問に対し、少なくとも3つの理由があると述べた。
1.マネジメントの専門性
ナディムには教育分野でのバックグラウンドは無いものの、ゴジェックの技術に基づく先駆的な企業を設立したナディムのバックグラウンドがまさに彼独自の資本になると、ジョコ大統領は評価している。
5000万人の生徒を抱える30万の学校に対して教育水準を統一化するという目的を達成するために、ナディム氏がテクノロジー分野における専門性を活用することができるとジョコ氏は信頼を置いている。
「それだけの数の学校や生徒や先生を管理することを、しかもそれを一つの共通した基準で行わなければならないことを想像してほしい」とジョコ大統領は説明した。
2.テクノロジー能力
「いわゆるテクノロジーや飛躍的な変化をもたらすアプリケーションシステムの存在は我々にチャンスを与えた。それによって、かつては不可能に感じられたことが現在は可能になるかもしれない」と大統領は述べた。
上述の理由がナディム氏任命をジョコウィに確信させた。「そういった理由でナディム・マカリム氏を選んだ」と大統領は述べた。
有能な人材育成の打開策
ジョコ大統領によると、ナディム氏は大統領に対し、質の高い人的資源を実現するために行っている全てのことについて語った。
「そのことを行う大きなチャンスや大躍進があると予想している」と大統領は語った。
この機会に、ジョコ大統領はナディエム氏を副大臣がサポートするかもしれないと述べた。また、各省庁の副大臣名はすぐに公表すると述べた。
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( 翻訳者:平尾壮 )
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