香港のベトナム総領事館、帰国する学生を支援
2019年11月16日付 VietnamPlus 紙
過激なデモ参加者が多くの通りで破壊した後、香港のモンクコック通りで後片付けする労働者
過激なデモ参加者が多くの通りで破壊した後、香港のモンクコック通りで後片付けする労働者

 国営ベトナム通信社香港支局の記者によると、11月16日、香港特別行政区のベトナム総領事館は、香港中文大学で学んでいるベトナム人学生の帰国を支援するため代表を派遣した。
 最近の香港情勢は非常に複雑な様相を呈しているため、この特別行政区のいくつかの大学は、すべての学部生、院生に対して2019年~2020年度の1学期を早めに終了するか、教員自ら用意したオンライン教育を行い試験を実施するかたちに移行すると発表した。
 香港の有名大学の一つである香港中文大学は、11月12日から11月15日までデモ参加者の集結地点となり、治安秩序の崩壊が引き起こされていた。
 香港警察は、この大学内に居座るデモの参加者たちを解散させるために、銃弾や催涙ガスを強制的に使用しなければならなかった。
 学生の安全を確保するため、香港中文大学の学長は、11月13日、2019~2020年度の1学期の早期終了を発表し、学生は一時的に休暇に入り、2学期が始まる2020年1月6日に大学に戻ることになった。
 11月16日朝、香港中文大学で学んでいるベトナム人の学生の安全な帰国を支援するため香港のベトナム総領事館の代表が中文大学へ向かい、そこで学んでいる5名のベトナム人学生全員の帰国手段を支援した。
 未集計の数字によると、現在約18万人の外国人学生が香港の大学で学んでおり、そのうち約50人のベトナム人が学部や院に在籍している。
 香港で学ぶベトナム人学生は、主に、学校の推薦か、ベトナムの第3者機関の試験を合格した者たちである。
 中文大学には、現在4,000人以上の外国人留学生が在籍しており、そのうちベトナム人は、学部生、院生合わせて5人が在籍している。

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( 翻訳者:榎本泰希 )
( 記事ID:5040 )