日本での生活に溶け込むために努力するベトナム人実習生たち
2019年11月25日付 VietnamPlus 紙
グエン・クオック・ズンさんに一等賞を手渡すヴー・ビン在福岡ベトナム総領事
国営ベトナム通信日本支局の記者によると、11月24日、福岡市の九州産業大学において、日本の九州地方で働くベトナム人実習生による日本語スピーチコンテストが初めて開催された。「日本での日課」をテーマに、多くの業界団体や企業から選ばれた優秀な実習生らが参加した。
これは真に意義ある活動であり、九州地方の実習生たちが日本語を学びその水準を向上させ、日本での生活や仕事により一層溶け込むことに寄与し、同時に、実習生の経験を共有したり考えや願望を述べる場ともなった。
コンテスト終了後、審査員チームが最も優れた5人の参加者を選出し、一等賞(1名)、二等賞(1名)、三等賞(1名)、敢闘賞(2名)が授与された。
一等賞は、業界団体HRSに所属でSmile株式会社の実習生として働いているグエン・クォック・ズンさんに与えられた。
受賞後にグエン・クォック・ズンさんは、非常に感激し驚いたと話し、また日本へ働きに来たばかりの頃の自身の苦労や努力について語った。
コンテストの中で、家庭の環境に関する感動エピソードや日本で暮らす際の苦労が語られ、出席者らは大いに感銘を受けた。
就学や就労で日本に行く準備をしているベトナム人労働者に向けて、殆どの大会参加者は口をそろえて次のようなアドバイスを送った。「日本語を真剣に学び、日本の文化や慣習、法律を心得るようにして下さい」。
当日本語スピーチコンテストは、福岡のベトナム総領事館設立10周年記念の活動の一環として行われた。
当コンテストは日本の多くの業界団体や企業、そして九州地方のベトナム人コミュニティから関心を集めた。
越日関係の発展に伴い、日本の九州地方におけるベトナム人の数は3万3000人にまで増加した。
これは、個別的に見れば九州地方とベトナムの間の、広く捉えれば日本とベトナムの間の良好な友好関係をより促進し強化する「貴重な財産」であると言える。
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( 翻訳者:渡辺智暁 )
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