韓国で「失踪」したベトナム学生の動機を確かめる
2019年12月11日付 VietnamPlus 紙
仁川大学にはベトナム人留学生が大勢いる
韓国警察は、15日間ベトナム人留学生が授業に来ていないという仁川大学からの報告を受けて、164人のベトナム人留学生を捜索していることを明らかにした。
韓国警察によると、突然「失踪」してしまった仁川大学で韓国語を学ぶベトナム人留学生の目的は、短期間学校に通ったあとの仕事探しだという。
警察は、15日間ベトナム人留学生が授業に来ていないという仁川大学からの報告を受けて、164人のベトナム人留学生を捜索していることを明らかにした。
韓国警察によると、大学側が上記の長く学校を休んでいる状況について警察に報告したのは、韓国の学園管理法を遵守したためであった。
この間、韓国出入国管理局は上記の事件について調査を行った。
韓国の司法省と教育省は、ベトナム人留学生約1900人を含む外国人留学生の管理、誘致活動を調査するために、仁川大学に人員を派遣した。
彼らは学校長の参加のもと、関係者と会って「懇談」する予定である。
ベトナムの高校生や大学生が韓国に留学のために渡ったものの授業をさぼり、学外に逃れて働くという状況は新しいわけではない。
この事件は今後、新しい規定が制定されるという形で、韓国の当該機関がベトナムの高校生、大学生への留学ビザの発給を制限することに繋がるだろう。
韓国で学ぶベトナムの高校生、大学生の数は現在37,426人にのぼり、2018年末の時点と比べて10,000人増えている。
K-POPやドラマのブームやサッカー監督のパク・ハンセオさん、日増しに増加する韓国企業のベトナムへの投資などの影響で、韓国へ渡るベトナム人留学生の数は増えつづける見込みだ。
ベトナム人留学生は外国人留学生の中の23.4%を占めており、2009年(2,549人しかいなかった)と比べると、14倍になっている。
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( 翻訳者:山下萌佳 )
( 記事ID:5093 )