自衛民兵は全人民国防に中核的役割をもっている
2019年12月21日付 VietnamPlus 紙
上空の目標と戦闘する警戒訓練をしているカントー市フォンディエン県の自衛民兵勢力
主力部隊、地方部隊と共に、自衛民兵は人民武装勢力構築と全人民国防布陣において自分の役割をしっかりと発揮してきた。
全人民国防布陣において、自衛民兵は常に党・国家によってきわめて重要な役割をもつ勢力であると評価されてきた。民をもって「根幹とし」、全人民を動員し、全人民を武装するという基礎の上に、ベトナム共産党は3種類の人民武装勢力(主力部隊、地方部隊、自衛民兵)を構築する路線を打ち出した。
自衛民兵は、地方や末端の管轄地を防衛し、主力軍が管轄地で戦闘する状況をつくりだすために、銃をとる最初の勢力である。平時には、自衛民兵は管轄地の政治的安寧や秩序安寧をしっかり守ったり、あるいは経済発展任務に参加する工作における堅固な拠り所となる。
まさにそのために、「強固で広範」な自衛民兵勢力を構築して、末端における軍事・国防工作を履行する中核にすることは、党・国家の大きな方針・戦略の一つであった。
全人民国防30周年記念日に際して(1989年12月22日~2019年12月22日)、記者は総参謀部(国防省)自衛民兵局局長のファム・クアン・ガン少将と懇談した。
―少将、これまでの自衛民兵勢力の役割を教えていただけませんか。
ファム・クアン・ガン少将:過去数年、自衛民兵勢力は、国境防衛巡察、自然災害克服、森林火災防止、陸上・海上での救難のために国境部隊や他の勢力と連携するなど、地方の活動に積極的に参加してきました。また、地方の各委員会・部門と共に経済・社会発展や貧困撲滅、新農村建設のプログラム実現に合計でのべ1000万労働日以上をもって参加してきました。
実際、自衛民兵は地方での任務遂行のために動員された最初の勢力となってきました。特に、戦争が発生した時、自衛民兵は地方や末端の管轄地を防衛し、主力軍が管轄地で戦闘する状況をつくりだすために発砲した最初の勢力でもありました。
平時には、自衛民兵は主力部隊と連携して自然災害の克服、管轄地の政治的安寧・秩序安寧を堅持するといった任務に参加したり、経済発展任務に参加するのに動員された最初の勢力となります。自衛民兵は地方政権によって高く評価され、人民から信頼されていることは現実が示しています。
―そのようなきわめて重要な役割をもつ自衛民兵勢力の構築は長年どのように展開されてきたのですか、少将。
ファム・クアン・ガン少将:毎年の自衛民兵の訓練は「自衛民兵法」に具体的に規定されています。例えば、常任民兵は一年に60日の訓練、機動民兵は15日、2年目以上の民兵は12日、広範な現地の民兵は7日となっています。
自衛民兵勢力構築の方針は「強固で広範」ですが、重点がなければなりません。特に、国境地域・島嶼、国防安寧についての重点地区や(経済・社会的に)困難な地域において自衛民兵勢力の発展を重視しています。
自衛民兵局は特に、海の民兵海隊の構築、国境を防衛する堅固な「編み垣」をつくるために住宅地と接した陸上国境線上の民兵の構築に注目しています。
現在、われわれの全国での自衛民兵の総勢力は約150万人で、人口の1.4%を占めています。そのうち党員である自衛民兵の割合は24%を占めています。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:メディア翻訳ベトナム語班 )
( 記事ID:5113 )