第14期国会第８回会期開催前の有権者との会合プログラムに従って、10月13日にチュオン・ホア・ビン常任副首相は、ロンアン省国会議員団とともにベン・ルック県とドゥック・フエ県の有権者との会合を行った。
　会合で、ロンアン省の有権者から、海と島の主権の保護、汚職・麻薬犯罪の防止、農産物の販売に関する多くの意見や提案が挙げられた。
　農業生産の問題に関連し、有権者のファン・ファン・ヒエップ氏（ドゥック・フエ県ミー・クイ・タイ社）は、農業用具、農産品の価格が不安定であるため、人々の農産物生産に影響を与えていると訴えた。ヒエップ氏は、人々が安定して生産を行い、農産物価格が暴落する事態を避け安定した生産方法を見出すため、国が支援策を講じるよう提案した。
　加えて、ロンアン省の有権者は、国会議員および各レベルの政府に対し、国道N2号線の拡張、農村交通インフラの開発、農業生産において優遇資金の補助、農村労働者の雇用創出などについても伝えた。
　会合では、ロンアン省の代表が地方の権限に属する問題に関して有権者と人々から寄せられたいくつかの意見、提案に答えた。
　ビン常任副首相は、有権者から示された提案や問題を受け止め、党と国家は汚職防止闘争に敢然と立ち向かっていると述べた。
　この姿勢は、これまでの多くの大規模汚職事件の捜査、立件、裁判に反映されている通りである。今後も引き続き、党と国家は、国民からの信頼を強化すべく、汚職防止業務を決然と進めるとともに、幹部、党員の政治思想、道徳、生活面での衰退を阻止し追い払うための闘いを続けていく。
　ビン常任副首相は、南シナ海問題に関する有権者からの意見に答え、ベトナムの一貫した方針は、1982年の国連海洋法条約（UNCLOS）をはじめとする国際法の遵守、相互理解と相互尊重の精神に基づき、平和的手段を通じて、南シナ海における係争を解決することであると述べた。
　ロンアン省国会議員団は、人々から挙げられた具体的な問題に関していくつかの提案、意見を記録し、これらを検討し解決するため、権限を有する機関へ転送すると述べた。

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（ 翻訳者:佐々木健眞 ）
（ 記事ID:5120 )