労働・傷病兵・社会省、日本で就業する看護師・介護福祉士の候補者を選抜
2020年01月06日付 VietnamPlus 紙
日本で老人の世話をするベトナム人
日本で老人の世話をするベトナム人

 外国労働管理局(労働・傷病兵・社会省)はEPAの第8期生として日本で研修・就業する看護師・介護福祉士の選抜プログラムについて通知した。それによると、応募者はプログラム参加書類を1月13日までに送ることとなっている。
 第8期選抜プログラムは、日本で学びながら就労する看護師・介護福祉士候補者を選抜する。期間は、看護師候補者は最大3年間(毎年1回更新)、介護福祉士候補者は最大4年間(毎年1回更新)。
 日本で学びながら就労する間、候補者は看護師・介護福祉士に関する日本の国家資格試験を受けることができる。看護師候補者は1年に1回、介護福祉士候補者は4年目に1回試験を受ける。合格すると、候補者は日本の看護・介護の国家資格を得て、日本で長期間の就労許可が得られる。
 候補者は、看護師は月13〜14万円(月約2700〜3000万ドン)、介護福祉士は月14〜15万円(月約3000〜3200万ドン)の給与で、日本で就業する機会がある。給与の他に、候補者は働いた業績に応じて手当てを受け取ることができる。
 プログラムの参加希望者は、看護課程の短大または大学卒業資格が必要となる。看護師候補者は、追加で診察・治療法に定められた診察・治療の専門業務の証明書が必要で、それは看護業務の経験が少なくとも2年というものである。
 規定の基準を満たした候補者は、もし選ばれると、日本語講習を無料で1年間受け、その後、N3程度の日本語能力試験を受験して日本で就労する。
 情報が必要な候補者は、外国労働管理局(住所:41B Lý Thái Tổ, Hà Nội、固定電話:024.3824.9517、携帯電話513.609.612)に直接連絡するか、書類を送付、または外国労働管理局のウェブサイト(dolab.gov.vn)の情報ページに入ることができる。
 7年に亘るプログラムの展開において、外国労働管理局は日本側と密接に連携し1500人近い候補者を選抜し、日本語研修を受けさせた。そのうち、1200人近い候補者が日本で研修を受け就労した。
 ベトナムのEPAによる看護師・介護福祉士候補者は、他の国々の候補者と比べても抜きん出た能力を持っており、日本の国家試験合格者の比率は毎年とても高くなっている。その他の国々の候補者は看護師で10%を上回り、介護福祉士で30%近くであるのに対し、ベトナム人候補者は、介護福祉士は70%近く、看護師は94%近くとなっている。したがって、日本側のベトナムの候補者に対する受け入れ需要は、毎期養成されている候補者数よりも、ずっと高くなっている。

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( 翻訳者:松永直子 )
( 記事ID:5136 )