政府:我われはデータの改ざんなどで利益は得られない。
2020年04月24日付 Kompas 紙
去る4月20日、国家防災庁で会見を行う、アフマド・ユリアントCovid-19対策政府報道官
アフマド・ユリアントCovid-19対策政府報道官は政府にCovid-19に感染して死亡した犠牲者数のデータ改ざんの意図はないと発表した。
同報道官が去る4月23日にジャカルタの国家防災庁で会見をしたときにこのように述べた。
「政府はデータの改ざんなどで何の利益も得られない。逆に我われが力を合わせて立ち上げてきたきつい業務に損失を与え、台無しにするだろう」と同報道官は述べた。
これまでに中枢に集積しているデータは末端のレベルから順に上がってきているものである
同報道官はつけ加えた。
政府は県や市、州の衛生局から保健省に至るすべてのレベルのデータを集めていた。
そのデータは経過観察中の人、監視中の患者、Covid-19の陽性患者、Covid-19の陽性患者のうち回復した患者、Covid-19に陽性で亡くなった患者の数を含んでいる。
同報道官はPCR検体採取検査の結果が出る前に、監視下で死亡した患者は、その患者がCovid-19に感染しているという結果が判明した際にはCovid-19の死亡例に含まれることを確言した。
「この死亡した患者について、生前採取されたサンプルがPCR検査の結果によって陽性と確認された際にCovid-19による死者と記録される」と同報道官は続けた。
これに先立ち、ダエン・エム・ファキインドネシア医師会会長はインドネシアのCovid-19に関連する死者は1000人に到達していると言及した。
この数字はユリアントCovid-19対策報道官によって伝えられた最新人数である535人とは異なっている。
ダエン会長はその1000人という数字は、既にCovid-19に陽性と診断された患者からの死者と、経過観察中の患者からの死者のデータを合わせたものであると説明した。
取材に対し、同会長はそのデータはインドネシア国家防災庁(BNPB)への病院からの直接の報告に根拠を示すことができると説明した。
「そのとおり、Covid-19が陽性の死者数と経過観察下での死者数を合わせれば1000人を超える」とkompas.comの取材に答えた。
「現在、そのことはまだ政府から伝えられていない。監視対象患者の死亡数は多く、我われが先に亡くなった監視対象患者が絶対にCovid-19に感染していなかったと言うのは不可能だ」と同会長は続けた。
同報道官は、病院でその後亡くなった観察対象者はCovid-19の治療による死亡として報告されたと説明した。
なぜなら、入院中の観察対象者の状態は、Covid-19の手順に基づいて看病され、そしてこの世を去ったときも、Covid-19患者用の埋葬方法が用いられたからだ。
「観察対象者数は多く、あっさりと除外できるものではない」とダエン会長は表明した。
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( 翻訳者:村瀬明日香 )
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