ハノイ市:マスクを着用せず、ごったがえす居酒屋で気兼ねなくビールを飲む
2020年04月23日付 VietnamPlus 紙
社会的隔離の期間を終えた後、飲食店でマスクをせず安全な間隔を保っていない客
[新型コロナウイルス対策の]社会的隔離措置が緩和された最初の日、ハノイの多くの居酒屋は「2つのことをしていない客」らで活気を取り戻した。この二つとは、マスクをしていないことと人と人との安全といわれる間隔を守っていないことである。
ハノイ人民委員会の委員長が、人が集まる場所に群がることや人々がマスクを着用しない状況に厳重には対処しなければならないと要求していたにもかかわらず、記者が確認したところによれば、4月23日、多くの居酒屋は人でごったがえしていた。テーブルの間隔も、新型コロナウイルス感染を防ぐための規定による安全な間隔を守っていない。
19時、シウ居酒屋(ハノイ市ホアンキエム区ファンチューチン通り34番地)は未だ新型コロナ感染者がいないかのように依然として混んでいる。歩道上には、オートバイや自転車がぎゅうぎゅうに駐輪されている。そのすぐそばで、多くの客であふれた二つのテーブルどうしが互いに祝福の乾杯をしていた…おそらく、「社会的隔離措置が終わったことを祝福」するための乾杯だろう。外では、器、箸、コップが白いたらいの中に置かれている。
注意すべきは、毎回乾杯するたびに顔が赤くなっていく客の全てがマスクをしていないということである。新型コロナウイルスとコミュニティ内での相互感染はこの人たちにとっては「遠い」話であるようだ。
同様の話が、ハータイン[訳者注:ハノイ市の別称]で最も有名な居酒屋の一つ、ハイソム(ホアンキエム区タンバットホー通り22番地)という居酒屋でも起きている。
ガラス窓の部屋では、数十人の男性たちが首都ハノイの隔離命令が緩和された最初の日の話で盛り上がっている。コップに入ったビールは次第に空になっていき、「戦友」たちの距離はさらに縮まっていく。マスク、消毒液、安全な間隔を保つこと…これらは完全に彼らの頭から忘れ去られた。
記者らが確認したところによれば、4月23日、マイアイントゥアン通り(ドンダー区)、ロードゥック通り(ハイバーチュン区)、ドゥオンタイン通り(ホアンキエム区)…のような通りの多くの他の居酒屋においても、客らは依然として平然とマスクをせず、テーブルの間隔も安全な間隔を保っていなかった。
注意すべきは、以上のように社会的隔離措置の終了後「パーティーを開く」かのように居酒屋は活気あふれているにもかかわらず、権限のある各機関は依然として適切な対応をとっていないことだ。
その中で、3月22日夜に開かれたハノイ市新型コロナウイルス感染防止対策指導委員会で、グエン・ドゥック・チュン委員長は必需品でないものを取り扱う一部の事業の再開を許可することに同意したが、感染防止対策の確保するよう注意した。ハノイの首長は国民に道では間隔を取るように要請し、各関係機関に市内を監視し公共の場所でマスクをしていない人や混雑する場所で集まるようなこと全てを処罰するよう強調した。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:天野友亜 )
( 記事ID:5212 )