首都の生徒たち、「0ドンハッピースーパー」で困難な人を支援
2020年04月29日付 VietnamPlus 紙
「0ドンハッピースーパー」で食料確保が困難な人々を支援
「0ドンハッピースーパー」で食料確保が困難な人々を支援

 スーパーへの支援や寄付の他に、ハノイフードレスキューの若者らは最近何日も、「0ドンハッピースーパー」システムにボランティアで支援に行き、食料確保が困難な人々を助けている。

 2月27日午後、ハノイの「0ドンハッピースーパー」に多くの若者が現れ、食料確保が困難な人を支援していた。
 スーパーの管理者によると、若者グループはハノイフードレスキューから来ているとのことだ。
 「食料援助」モデルとして、ハノイフードレスキューは、ハノイ市における生徒のグループによって設立された。
 この組織の任務は、レストランやホテルから、元の形状や品質が保たれ、衛生的にも保障できる余った食料を活用して、生活に困窮する人々に届けることである。
 旧正月の直後から、生徒らは支援基金を立ち上げ、寄付金や書籍やノート、お菓子などの寄付を呼びかけた。一足遅い旧正月をもたらすことが目的だったが、困難な状況にある生徒らを支援する意義があった。

【愛情を分かち合って困難な人を助け、コロナウイルスを乗り越える】

 当初の予定では、年間で最大規模のイベントである「テト寄付」というプログラムを実施する予定であった。その後、タイグエン省のある学校に慈善活動へ行く予定であった。
 しかし、コロナウイルスの複雑な変化を前に、生徒らが支援に行くのはしばらく延期せざるを得なくなった。
 その代わりに、生徒たちは、ウイルスの流行により影響を受けている人々のために寄付金を贈ることにした。
 具体的には、去る4月27日に、ハノイ近郊の隔離村の患者に対し、500人前の食事を手渡した。
 行動を制限され、生計を立てるための仕事がなくなり、物質の不足という村の患者の困難で大変な状況を知り、生徒らは患者が安心して治療できるよう尽力したいと考えた。
 グループ代表のフォンフォンさんは、次のように述べた。「高校生で大きな貢献はできなくとも、私たちは全ての人がこの困難な局面を乗り越えられるよう、いくらかなりとも支援の協力ができるよう願っている。私たちの願いは、コミュニティに良いメッセージを行き渡らせ、愛情を分かち合い、疫病を乗り越えることだ。」
 ハノイフードレスキューのメンバーである、ダン・リン・チーさんは次のように述べた。「貧しい人を支援するスーパーのボランティアは、大いに意義のある仕事で社会に対する益もある。インスタグラムでこのスーパーがボランティアを募集しているという投稿を見て、私はすぐに登録した。」
 同じ日に、ハノイフードレスキューは、市場価格にして500万ドンに上る量の米や卵、野菜を「0ドンハッピースーパー」に寄付した。これは、コロナウイルスの流行期において支援を必要とする人々に食糧や日用品を供給することを目的として、全国に設立されたモデルシステムである。
 各店舗では、客は、ボランティアに米、塩、落花生、インスタント麺、油など、市場価格にして合計10万ドン分の5品を選んでもらい、スーパーへは0ドンのみ支払えばよい。
 「0ドンハッピースーパー」のメンバー、チャン・トゥイ・ハーさんは感銘を受け、こう述べた。「スーパーへの支援や寄付のほかに、ハノイフードレスキューに所属する人たちは、近頃スーパーを支援するボランティア活動も行っている。例えば、商品棚の整理や人々の行列の整備から体温測定、商品の棚への運搬、必要な品を手に取って人々に渡すといった業務まで担っている。」
 ハーさんは、組織委員会もまた、もっとも適切な方法で人々に食料を渡すため非常に多くの困難に直面していると述べた。「0ドンハッピースーパー」システムはさらに、確実に運行するために全ての供給源を最大限に活用しなければならない。
 組織委員会は、「0ドンハッピースーパー」の活動の継続を望んでいる。これは生活の困難に直面している人々にとって、一時的ではない、長期における拠り所なのだ。
 ハノイフードレスキューの「0ドンハッピースーパー」プロジェクトの組織委員会は、困難に直面する人々への支援を共に行うため、心ある親切な人々からのさらなる経済的援助を求めている。

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( 翻訳者:山本美帆 )
( 記事ID:5237 )