ベトナム、「南シナ海における漁獲禁止」の一方的決定を拒否
2020年05月08日付 VietnamPlus 紙
レ・ティ・トゥー・ハン外務省報道官
レ・ティ・トゥー・ハン外務省報道官

 5月8日、 2020年5月1日から8月16日まで中国が南シナ海における漁獲禁止と実施措置の通告を制定したことに関する記者からの質問に答え、外務省のレ・ティ・トゥー・ハン報道官は次の通り明確に述べた。
 「ベトナムは、ホアンサ(中国語名:西沙)諸島とチュオンサ(中国語名:南沙)諸島に対する自ちの主権が国際法に適合していることを確認する歴史的証拠と法的根拠を十分に有している。南シナ海の沿岸国であり、1982年の海洋法に関する国連条約の批准国であるベトナムは、主権を持ち、条約に従って確立された自国の海域での主権・管轄権を有し、同時に、条約の規定に基づく海上における他の各法的権利も享受されている。
 ベトナムは、中国側のこの一方的な決定を拒否する。現在の国際および地域の情勢にあって、ベトナムは中国側が南シナ海の状況をさらに複雑にしないよう要請する」。

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( 翻訳者:向井千景 )
( 記事ID:5252 )