文化遺産局は、博物館や文化・歴史遺跡の管理委員会に、展示スペースでの除菌と清浄を常に行い、見学スペースでの換気を確保するよう要請した。

　文化遺産局(文化・スポーツ・観光省)指導部は、各博物館や遺跡、景勝地、世界遺産の管理委員会に、入場前の観光客へのマスク着用の要請や体温検査の実施といった、安全確保の対策を展開するよう要請した。
　これは、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、文化遺産局が国の博物館系列下の博物館や遺跡、景勝地、世界遺産の管理委員会に対して送った文書271号の内容の一つである。
　それによると、文化遺産局は、上述の各組織に対し地方政権と連携して首相指示19号を厳密に実施するよう要請した。
　文化遺産局の文書には、博物館、遺跡、景勝地の管理委員会は組織における実際の状況に準拠して、観光客用に除菌・衛生用品を提供したり、石鹸と上水での手洗い所か除菌液を設置すること、監督できるようにし人々に注意喚起を行い、衛生・除菌のための備品を十分に備えることを明言している。
　さらに各博物館や遺跡、景勝地の管理委員会は展示スペースの除菌と清浄を常に行い、見学・展示スペース、チケット売り場、サービス、礼拝の場での換気を行う。
　その他、上述の組織は、観光客に向けて展示パネルや案内板、チラシ、音声案内などで新型コロナウイルス感染症対策を呼び掛ける宣伝業務を強化し、適時に注意喚起、修正し、（もしも）違反がある場合には厳格に処理する必要がある。
　４月25日には、昨今の状況下で引き続き新型コロナウイルス感染症を防止する措置をとる、という首相指示19号が出された。それによると、各地の遺跡や景勝地は観光活動を再開できるが、スタッフを保護する設備や観光客の体温検査の実施、施設内の手洗い・殺菌の物資の配置、人と接する時の距離などを守り、新型コロナウイルス感染症への安全を確保しなければならない。

[関連記事：クアンニン省、５月４日からハロン湾における観光客の受け入れを再開]

Tweet

この記事の原文はこちら

　同じジャンルの記事を見る

（ 翻訳者:秋山由莉奈 ）
（ 記事ID:5253 )