複数の大学が入試方法を調整
2020年05月05日付 VietnamPlus 紙
ハノイ工科大学と貿易大学は入試方法を調整。
ハノイ工科大学と貿易大学は入試方法を調整。

 ハノイ工科大学と貿易大学は2020年度の正規課程の大学入試方法を調整すると発表した。

 ハノイ工科大学大学入試委員会は、2020年度の大学入試の方法を調整すると正式に決めた。これには、技術系学科の特殊な要請による論理性テスト形式の追加試験実施も含まれる。
 この試験の内容は、時間120分で行う数学と読解の2種で簡略に作成される。
試験の日時は当初予定されていた7月25日から、高校卒業試験直後の8月15日に変更になった。
 受験者は、ハノイ・タインホア・ソンラの3つの試験開催地のうち1つでの試験に登録される。
 試験の点数は高校卒業試験の2科目(数学・物理または数学・化学)の点数と組み合わせて用いられ選考される。
 このような組み合わせによる選考方式は技術系または経済系の学科でのみ適用される(英語系には適用されない)。大学の定員の30~35パーセントになると見込まれる。
 同時に大学は、専科高校(学科と適合する専門系統)の生徒、省レベル以上での優秀生徒コンテストに入賞した生徒、国際的な資格・証明書を持つ生徒、その他の分野で成績優秀な生徒に対し、成績表と面接を組み合わせた選考を含む教育訓練省の規定に基づく直接選考を定員の10~15パーセントに行うとしている。
 今年ハノイ工科大学は、総定員のうち50~60パーセントに対しては、従来のグループ分け(A00やA01など)に従った高校卒業試験結果に基づいた入試方法を引き続き実施する。
 このように、ハノイ工科大学志望の受験生には、能力選考のほか、論理性テストの点数と高校卒業試験の2科目の点数を組み合わせた選考という2つの選択肢が加わる。
 入試方法、受験登録のスケジュールや方法、論理性テストの概要や内容、イメージ例などの詳細については、大学側が早急に受験生に公表する予定だ。

 貿易大学もまた、2020年度の正規課程の入試方法を調整すると発表した。
 この発表によると、教育訓練省が公表した2020年度の高校卒業試験案に基づき、また同時に新型コロナウィルスの影響下での生徒たちのストレス軽減の狙いも込め、貿易大学は以前に公表していた2020年度のハノイ国家大学と連携して行う入試の実施の取り止めを決定した。
 貿易大学は高校卒業試験の結果に基づいて選考する方法にする予定で、国際的な資格・証明書と高校卒業試験における外国語以外の2科目の点数を組み合わせて選考する。この方法は、2019年の正規課程から大学入学選考に採用されていた。
 このように、2020年、貿易大学は5つの方式に従って入試を実施する予定だ。国家優秀学生コンテストの参加した受験生、省や都、専門系の優秀学生コンテストに入賞した受験生の選考。専科または普通科で、国際的な資格・証明書と高校の成績を組み合わせた選考。国際的な資格・証明書と高校卒業試験の結果を組み合わせた選考。高校卒業試験の結果に基づく選考。直接実施する試験に基づく選考。
 このうち、高校卒業試験の結果に基づく選考方式は、2019年度と同様のグループ分けと採点方法で実施される。
 外国語の国際的な資格・証明書を持っている受験生は、証明書を高校卒業試験の結果と合わせて選考書類として使用することが出来る。しかしこれは、数学と外国語科目を含まないもう一つの科目(物理、化学、国語のうち1科目を含む)を含む大学の選考科目グループの中で、2020年度高校卒業試験の1科目あたりの2問の総合点が(入試で優先する点数は含まない)大学の選考基準点(訳注:足切り点)を上回る時にのみ適用される。
 大学は、2020年度の高校卒業試験の結果があり次第、選考基準点を公表する予定だ。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:田中佑佳 )
( 記事ID:5254 )