ハノイ国家大学は、入学のための独自の能力評価試験を実施せず、その代わり選考には高校の試験結果を利用することを決定した。

　５月４日、ハノイ国家大学の大学入学者選抜指導委員会は、会議を開き、2020年の大学入試方案について討論した。
　ベトナム国家高校試験[訳注：日本の共通テストのようなもの]に関する最新情報の分析を踏まえ、そして、長期化している新型コロナウイルス感染症の状況下で多くの試験を受けなければならなくなることによる受験生への負荷の軽減を検討し、ハノイ国家大学は、入学のための独自の能力評価試験は行わず、高校の試験結果を入試に使用することに決めた。
　そのため、今年のハノイ国家大学の入試方法は、基本的に変わらず、2019年度の方式のままである。
　各選考方式は、具体的にはハノイ国家大学の規定・ガイドライン及び教育訓練省の規定に従った選考を優先し、直接選考の受験者を拡大することを含んでいる。その方式は以下の通りだ。・2020年の高校試験の結果に基づいた選考、・SAT、A-LEVEL、IELTSの国際証明書やその他のサブ基準を使用する選考。(各教育機関は教育プログラムの要請に従って具体的に規定するだろう。)

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　ハノイ国家大学はウェブ上で各教育分野の入試科目の組み合わせに関する詳しい情報を発信し続ける。アドレスはhttps://www.vnu.edu.vn/home/とhttp://tuyensinh.vnu.edu.vn/である。
　新型コロナウイルス感染症の流行が長引き、2020年国家高校卒業試験の実施が難しい場合、ハノイ国家大学は遠隔での評価試験形式と高校での学習結果を統合した結果に基づいて、選考を行う予定だ。
　2020年、ハノイ国家大学は131の学部・育成プログラムで10,320人の学生を募集する。新たに14の学部が増やされ、デジタルトランスフォーメーション革命や新しい問題に直接関連する人材の育成ができるように設計されている。
　多くの新しい学部が、デジタルトランスフォーメーション革命やその他の新たな問題に直接かかわる人材供給のために設立された。データサイエンス、電子工学、情報学；食品科学・技術；環境資源監視統合技術；マーケティング、日本学、看護学、就学前教育、小学校教育、歴史地理師範、韓国学など、そして他にも多くの質の高い学部を備えている。
　

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（ 翻訳者:坂入菫 ）
（ 記事ID:5263 )