ベトナムと日本、緊密に協力し、共にパンデミックを乗り越える
2020年05月04日付 VietnamPlus 紙
日本の安倍首相と電話会談するグエン・スアン・フック首相
ベトナムと日本の両首相は電話会談をし、それぞれの国のCOVID-19対策の状況について説明し、COVID-19を共に克服するため、緊密に協力することで合意した。
グエン・スアン・フック首相は5月4日の午後、政府本部で、日本の安倍晋三首相と電話会談を行った。
両首相は、それぞれの国のCOVID-19対策の状況について説明し、COVID-19を共に克服するため、緊密に協力することで合意した。
グエン・スアン・フック首相は、強い決意、強力な政策、人民の賛同・支持、一致団結した行動により、ベトナムはこれまでに基本的にCOVID-19を制圧し、徐々に経済社会活動は平常に戻りつつあると述べた。
グエン・スアン・フック首相は日本政府に対し、国際機関を通じ、COVID-19対策として180万米ドル以上の支援をしてくれたことに感謝した。フック首相は、ベトナム政府が日本に対し、感染症対策用として14万枚の医療マスクを支援することを決定したと伝えた。
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安倍首相は、感染症対策におけるベトナムの効果的な対応策と印象的な成果を高く評価し、医療用の物資やマスクを日本に支援してくれたことに対し、ベトナムの政府と人民に感謝の意を伝えた。
両首相は、COVID-19の流行期間中は引き続き、お互いの国民の安全に注意を払い、万全を期すことを確認した。日本の安倍首相は、日本政府は日本国民だけでなく、日本で生活し、働いているベトナム人に対しても一人当たり10万円の支援をすることを決定したと伝えた。
両首相は、あらゆる分野での交流と協力を強化するため、引き続き緊密に協力していくとともに、日本企業がベトナムへの投資を増加するよう奨励し支援していくことで一致した。
安倍首相は、日本は引き続き、ベトナムの感染症対策支援として、第2弾の援助パッケージを供与するともに、ベトナムの経済成長の推進を積極的に支援することを確認した。
両首相は、地域および国際的なフォーラムで引き続き緊密に協力していくことで一致した。
グエン・スアン・フック首相は、4月14日に開催されたASEAN+3特別首脳会議で、ASEAN感染症対策センターの設立とASEANの中小企業を支援するための優遇融資に関する日本の提案を高く評価するとともに、日本に対し、COVID-19対策に関するASEAN基金、ASEAN緊急医療物資備蓄庫への支援を求めた。
安倍首相は、2020年のASEAN議長国および2020年から2021年までの国連安全保障理事会非常任理事国としてのベトナムの重要な役割を高く評価した。また、日本は引き続き、共に関心のある地域および国際的な問題でベトナムと緊密に調整するとともに、共に東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の2020年中の早期署名を推進し、環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP)を効果的に実施していくと確認した。
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( 翻訳者:中本美希 )
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