さらに、8人の患者が回復し、ベトナムはCOVID-19患者の90%を治癒するのに成功
2020年05月14日付 VietnamPlus 紙
国立熱帯病病院にて2020年5月11日、治癒したと発表されたCOVI-19感染者(写真:ミン・クイエット/ベトナム通信社)
国立熱帯病病院にて2020年5月11日、治癒したと発表されたCOVI-19感染者(写真:ミン・クイエット/ベトナム通信社)

 国立熱帯病病院の情報によると、今日(5月14日)、同病院の医師がCOVID-19にかかった8人が治癒したと発表した。
 これにより、ベトナムではCOVID-19に感染した288人のうち(その90%にあたる)合計260人が治癒したと発表された。

患者No.50(BN50):50歳の男性で、3月13日に国立熱帯病病院の第2施設に入院した。これは気管挿管を通して呼吸器を使用しなければいけないとても重い重症のケースであったが、病院で治療を受けて治癒し、4月14日に退院が発表された。しかし、規定により依然として追加で14日間、病院での観察が継続された。
 4月21日になり、この男性患者は5回連続陰性となった後に再び陽性の検査結果が出た。4月24日、27日の検査結果も依然として陽性であった。患者は5月8日、10日に陰性の結果に戻った。

患者No. 134(BN134 ):住所がハノイ市タイックタット県の10歳の男性感染者である。外国からの感染者で、3月18日にSU290 便[アエロフロート・ロシア航空]でノイバイ空港から入国した。
 入国後、この患者はタインホア省の隔離施設に連れていかれ、検査のサンプルを採取された。3月23日に患者のサンプルは国立衛生疫学研究所に送られ新型コロナウイルスの検査で陽性が確認された。

【関連記事:奇跡:患者No.19が体操。しなやかな動き】

患者No.141(BN141):患者は29歳の医師で、国立熱帯病病院のドンアイン施設の救急科で働いていた。
 医師は患者No.28に呼吸器の設定を施していた時、同じ日にこの科で一緒に業務を行っていたもう一人の他の医師(患者No.116)と共に[ウィルスに]曝され、感染した。

患者185(BN185):住所ハノイ市ホアイドゥク県ドンラー社の男性患者、38歳。
 この患者は3月15日~16日と3月18日~19日に、バイックマイ病院の神経科で治療されていた義兄の世話をしており、その間に買い物し食事をするために最低2回は病院の売店に立ち寄った。
 2020年3月28日に、ハノイ疾病管理センターのスクリーニング検査によって新型コロナウイルスの陽性結果が出た。その後、患者は国立熱帯病病院のドンアイン施設の隔離施設に移された。

患者193(BN193):ナムディン省のハイハウ県で1999年の生まれの女性の患者である。患者は3月30日に入院した。

患者196(BN196):ハノイ市トゥオンティン県の34歳の女性の患者はバイックマイ病院の売店のチュオンシン有限責任会社の社員である。

患者244(BN244):44歳のベトナム国籍の女性患者で、クアンビン省ボーチャック県ドゥクチャチュ社に住所があり、ドイツのファストフードレストランの従業員である。
 座席番号が20FのSU2313便でドイツからロシアまで、座席番号40CのSU290便でのロシアからベトナムへのトランジットで、患者は3月25日にノイバイ空港に入国した。
入国後、患者はハノイ市タイックタット県のFPT大学学生寮に隔離のため収容された。
 ハノイ疾病管理センターの検査で、4月6日、この患者は新型コロナウイルス陽性との結果が出た。患者は国立熱帯病病院の第2施設に隔離され治療を受けた。

患者263(BN263):ベトナム国籍の45歳の女性の患者でハノイ市メリン県[メリン社]ハロイ村在住。
 3月25日に患者は悪寒を表し、焼けるような喉の痛み、乾いた咳、疲労感があった。患者はスクリーニング検査の対象者で、4月11日に検体を採取された。患者は4月13日に新型コロナウイルスの陽性と結論付けられた。
 患者は国立熱帯病病院の第2施設に隔離され治療を受けた。
 
 上記のこれらの患者は皆意識がはっきりしており、コミュニケーションもよく取れている。咳、熱、呼吸困難もなかった。これらの患者は引き続き14日間観察される。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:須藤遼 )
( 記事ID:5287 )