受験生は各大学の入試要項を注意深く理解する必要がある
2020年05月14日付 VietnamPlus 紙
教育訓練省は各大学が入学者選抜にあたって高校卒業試験の結果を利用することが出来るように第1次大学入試を支援する。
2020年度の高校卒業試験規約草案によると、高校既卒の受験生は今年も試験を受験することが可能だ。その結果を各大学入試の際、入学の可否を判断する材料とすることができる。
教育訓練省の2020年度の高校卒業試験実施計画の決定後、全国の多数の大学は生徒や保護者の要望を踏まえ、前年までのように入学者選考を安定して開催する方法を検討し決定した。
大学教育部(教育訓練省)部長代理グエン・トゥ・トゥイ氏は、2020年度の高校卒業試験規約により今年も高校既卒の受験生は試験を受験することが出来ると述べた。この試験の結果は、大学・カレッジに入学するための選考資料として使用することが出来る。
入試規約ではまた、大学が、[受験生が]それまでに受験した高校での試験、国家高校試験の点数を大学入試に際して使用することを(強制ではないが)許可することも規定されている。内容については、各大学の入試計画によって明白に定められる必要がある。
このため、これまでに受験した高校の試験の結果を入学に際して使用することに関心があり受験登録したいと志望する受験生は、各大学がこの入試方法を採用しているかどうか検討し、情報を理解する必要がある。
入学志願の登録に関して、グエン・トゥ・トゥイ氏は、前年同様に今年の試験も着実に実施するという方針を発表し、また、教育訓練省は受験生や大学の入学者選考の支援も引き続き行うとした。
具体的には、教育訓練省は、第一次大学入試において各大学が入学者選考に高校卒業試験の結果を用いるための支援をする。
この方法で入学する受験生に関して、志願者数や大学数の上限は設けないが、志願者は優先順位の高いものから低いものへと志望大学を整理する必要がある。(第一志望が最も高い志望度)
入試登録と試験登録票への記載登録をした受験生は、教育訓練省の定めた受付場所(通常は受験生が学んでいる場所)に提出する。
受験生は高校卒業試験後にオンラインまたは受付場所に提出する登録票によって、登録志望大学を一度だけ変更できる。
従来の第一次大学入試の前に、他の方法で受験し、合格して入学した(試験結果が確認できる証明書の元本を提出した)学生は、第一次大学入試を受けることはできない。
[欠員]補充のための入試を行う大学、または高校卒業試験の結果を入試に使用しない大学(学習の結果を基に選考を行う、または独自の試験を実施する・・など)に関しては、受験生はその大学で登録を行う必要がある(オンラインまたは個々の大学の規定に従って直接提出)。
グエン・トゥ・トゥイ氏は、各大学でそれぞれ異なる事前選考や受験生在住地域、入試に関する要項が規定されていることに留意するよう求めた。そのため、十分な情報を得るには、受験生は大学や入試登録をする予定の場所に連絡し、そこでの情報を注意深く理解する必要がある。
公安省・国防省の付属学校に入試の出願登録をした受験生は、大学入試規約の他にも、関連する省の規定、ガイドラインに従う必要がある。
この規約によって、各大学が年間で複数の試験を実施できることも定められた。入学者選考のための各試験の計画は、受験生が出願登録する少なくとも15日前までに電子情報ページ上で発表しなければならない。
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( 翻訳者:田中佑佳 )
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