ホーチミン市、22の区・県に減らす予定
2020年05月20日付 VietnamPlus 紙
第2トゥティエム橋計画の建設地
ホーチミン市は、一つの行政単位を形成するため3つの区(2区、3区、トゥドゥック区)を合併する予定で、その区は一時的に東部都市と呼ばれる。
ホーチミン市内務局は、2019-2020年に市内の県・社レベルの行政単位を包括的に調整するという計画に関する最終的な提出文書第1932TTr-SNVを示した。
この報告書は、2020年5月8日に政府とホーチミン市が行った会議の内容に基づき完成された。このうち、街区レベルの19の行政単位に対する調整計画は原案が維持され、2区、トゥドゥック区、9区の3つの区を合併・調整し、ホーチミン市の直轄市としての行政単位(仮に東部都市と呼ばれている)にすることが追加された。
具体的な内容としては、ホーチミン市は、仮に東部都市と呼ばれる一つの行政単位を形成するため3つの区(2区、3区、トゥドゥック区)を合併する予定であるということだ。
理由は、創造的で相互作用の高い都市、東部都市を建設し、都市の入り口という位置の利点や、各大学(高等教育)区、高度工業区(進歩的生産)、トゥティエム都市区(経済とビジネスの中心)、ハノイ大道、ホーチミン市-ロンタイン-ザウザイ高速道路、ベンタイン-スオイティエン地下鉄、ファンヴァンドン通りのような建設中ないしすでに完成している技術インフラがすでにあるという利点を発揮するためである。
それにより、知的経済分野や創造的刷新のセンターに特化した経済牽引地域を作るために3区を合併し東部都市を形成することは、ホーチミン市と東南部の発展を推進する。
それに加え、東部都市創造的相互作用都市地区計画はまた、2017年12月22日の第2076号政府首相決定の中で政府首相によって承認されたホーチミン市地域空間開発方針と、2018年8月1日のベトナム持続的スマートシティ開発計画2018-2025年段階と2030年までの方針に関する第950号政府首相決定の中で政府首相が承認した各任務や措置とも合致する。
行政単位の基準については、3つの区すべてが人口と面積基準の100%に到達している。
合併してホーチミン市直轄東部都市という行政単位を形成すると、人口100万人以上かつ面積約212平方キロメートルという規模のレベルとなる。
社レベルの行政単位の調整に対しては、2区でアンカイ街区とトゥティエム街区が合併し、ビンカイン街区がビンアン街区に吸収される予定だ。
その理由は、上述の街区がいずれもトゥティエム新都市計画において一部ないし完全に解体される街区であり、互いに隣接する場所に位置し、すべてが旧トゥドゥック県に属するアンカイン社から分離されたため、トゥティエム新都市が形成された後には、相互の合併は好都合で統合的なものとなる。
3区では、市は6、7、8街区の合併を予定しており、4区では5街区と2街区の合併、12街区と13街区の合併を予定している。5区では12街区と15街区を合併する予定で、10区では3街区と2街区を合併する予定であり、またフーニュアン区では12街区と11街区の合併を予定している。
このように、合併後ホーチミン市では24から22の区・県(16区・1市・5県を含む)に減り、322社・街区・町から312の社・街区・町(249街区・58社・5町を含む)に減る予定である。
現在ホーチミン市には24の区・県と322の街区・社・町がある。国会の決議1211/2016/ UBTVQH13に照会すると、人口と面積の基準を2つとも照会すると2、7、9、12区、ビンタン区、トゥドゥック区を含む6区のみが基準を満たす。
ホーチミン市内務局によると、県・社レベルの行政単位を整理する理由は、市が国で一番大きな経済の中心の役割を果たしており、それは南部の重点経済地域の中核都市であり、共に発展するために地域内の他の都市と連携しこれを支援する役割があるからである。ホーチミン市はまた、多民族・多宗教であり、セキュリティ、国防、秩序、安全、経済・社会発展を確保する要請が高い都市でもある。
ホーチミン市の平均人口は 899万人で国内で一番多く、5年毎に100万人増えている。都市化の過程は非常に速い速度で進んでいる。
2030年までに、都市化の割合はおよそ80〜90%に達すると予測されている。しかし広域にわたるインフラ、交通、学校、病院の負荷過剰状況は、国家管理機関にとても大きな圧力を生んでいる。
この段階に整理しなければならない街区はみな市の中心に位置する街区であり、地元にだけでなく、観光客、患者、病院の親族、大学の学生、一時的居住者にまで及んでいる行政管理、国家管理、市民サービスの圧力は非常に高い。チョーライ病院、フンヴオン病院、医科薬科大学病院、工科大学の寮などがあり、地元の人口の何倍も大きくなっている。
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( 翻訳者:安部生紀、向井千景 )
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