Bamboo Airways、越日間の直行便開設を認可される
2020年05月13日付 VietnamPlus 紙
Bamboo AirwaysのQH9457便
Bamboo AirwaysのQH9457便

 Bamboo Airwaysは、5月20日から、ホーチミン市と東京の成田空港との間に週7便、ハノイと関西空港との間に週7便の開設が認可される。

 日本の国土交通省はこのほど、Bamboo Airwaysに越日間の直行便開設を認可した。
 この決定により、Bamboo Airwaysは、5月20日から、ホーチミン市と東京の成田空港との間に週7便、ホーチミン市と大阪の関西空港との間に週7便、ハノイと関西空港との間に週7便の開設が認可される。
 しかし、Bamboo Airwaysのチュオン・フオン・タイン副社長によると、新型コロナ・ウイルスの影響により、新航路の開設は延期された。
 ベトナム通信社のインタビューに対し、タイン副社長は、「当初、Bamboo Airwaysは2020年5月に第一便を就航させる予定でした。しかし、新型コロナ・ウイルスにより、市場の開拓や就航に向けた準備が困難になりました。市場の回復状況により、条件が整い次第、日本の総代理店や各旅行会社と調整し、就航に向けた計画を改めて作成していきます」と答えた。
 タイン副社長は、計画では各路線の運航頻度は一日一便だと説明した。また、今回の路線にはB787-9 DreamlinerやA321Neoといった新世代の航空機が使用される予定だという。
 タイン副社長は、日本市場の潜在力を高く評価した上で、「過去10年間、日本からベトナムを訪れる観光客の人数は増え続けており、平均成長率は8~10%に達します。2019年に両国間を空路で行き来した観光客の総数はのべ144万7000人に達し、2018年比で18.9%の増加でした。その内、ベトナムから日本に行ったベトナム人観光客は27%以上増加の49万5000人で、日本からベトナムに来た日本人観光客は15%以上増加の約95万2000人でした。これは過去何年もの中で最も高い増加率でした」と確認した。
 また、タイン副社長によれば、ベトナムは日本人にとって、とても親近感を感じ、文化的にも類似点が多い国だという。ベトナムの観光商品は、文化、歴史自然遺産、エコロジー関連の観光から、北から南まで長く続く高級ビーチ・リゾート観光まで、豊富で多様であり、日本人の好みにも合っているという。その一方で、日本で暮らし、学ぶベトナム人は37万人以上で、ベトナムは現在、日本において、中国、韓国に次いで3番目に大きな外国人コミュニティーとなっている。
 タイン副社長は、「五つ星水準のサービス志向とベトナムの航空業界で最高の定刻率により、Bamboo AirwaysはFLCグループとともに、越日間の観光、投資、学術、親族訪問などの顧客の多様なニーズに応え、両国間のビジネス協力や人的交流の推進に貢献していくことを希望している」と強調した。


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( 翻訳者:沖田英恵 )
( 記事ID:5302 )