５月25日午後、新型コロナウイルス（COVID-19）の対策と新たな状況における国民友好交流促進に関するASEAN各国と中国の国民友好組織のリーダーによるオンライン特別会議が、ASEANの10か国と中国の各国民友好組織のリーダーたちの参加を得て開催された。
　会議では、ベトナムの各国友好組織連合会のグエン・フォン・ガー会長が、これまでのCOVID-19対策におけるベトナムの経験を共有した。
　ガー会長は、ベトナムは、「敵と戦うように感染症と戦う」のスローガンの下、国民の生命と安全を守りながら、経済発展と社会保障を確保すべく、決然とした、効果的な、足並みを揃えた多くの措置を講じ、感染症対策に成功したと強調した。
　国民の党、国家、政府への信頼とベトナム国民の伝統的な団結心、分かち合い、助け合いによって、ベトナムにおける感染症のコントロールは効果的に行われ、未だ死者はでていない。
　「団結・即応するASEAN」をテーマに掲げる2020年のASEANの議長国としての役割の中で、ベトナムは、ASEAN加盟各国と緊密に連携し、多部門、多セクター、コミュニティ全体との統一的なアプローチを以て感染症対策を講じてきた。
　ASEAN各国は、適時にかつ効果的に感染症に対応すべく、多くの異なる方法で、WHOおよび中国を含む各パートナー国と緊密に協力してきた。
　ガー会長は、平和的環境、安定、協力を維持し、一緒に感染症と経済の衰退に打ち克つ必要があると各国に求め、中でも、団結心や相互支援は各国がこの苦境を乗り越え成功を導くカギであると述べた。
　ベトナム各国友好組織連合会は、域内の各友好組織と緊密に協力し、ASEANと中国の各国民友好組織間の交流と協力を引き続き促進することを確約する。
　会議の出席者は、COVID-19対策における多くの経験を共有し、同時に、中国から各国に向けた支援、援助、情報と経験の共有を高く評価した。
　ASEAN各国－中国の友好組織リーダーは、共に苦境を乗り越え、引き続き発展していくため、各国が国民の団結心、イニシアティブを発揮し、リソースを開拓する必要があるとの点で意見が一致した。

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（ 翻訳者:桑原美卯 ）
（ 記事ID:5304 )