10年生の選抜試験を受験するハノイの生徒は、数学、国語、外国語の３科目を受験する。そのうち外国語は、前年度に出題されたような記述式問題を削除し、選択式のテストのみで行う。

　５月22日、ハノイ市教育訓練局は2020-2021年度の幼稚園、１年生、６年生、10年生の入学者選抜ガイダンスと、2019-2020年度の中学校[訳者注：６年生～９年生]卒業を審査するためのガイダンスを行う会議を開いた。
　幼稚園、１年生、６年生の入学者選抜手続きは基本的に前年度と同様であり、区、県、町の人民委員会が規定した学区に従って審査・選抜する。　
　計画によると、2019ｰ2020年度の中学卒業の認定審査と暫定証明書発行は、2020年７月15日までに完了しなければならない。生徒が2020ｰ2021 年度の10年生入学のための選抜試験の受験登録書類作成に間に合うようにするためである。
　2020－2021年度10年生選抜試験に関して、ハノイ市教育訓練局[教育の]質検定・試験管理室副室長のグエン・トゥ・ハー氏は、生徒へのプレッシャーを減らすためにいくつかの新しいポイントがあると述べた。
　具体的には、試験科目の数を減らし、生徒は数学、国語、外国語の３つの科目のみ受験する。もうひとつの新しいポイントは、外国語科目の前年度の記述式問題を削除し、選択式のテストのみで行うことだ。
　さらに、試験を実施する科目の順序が調整される；最初の試験日には国語と外国語が含まれ、数学は試験２日目に行われる。また、韓国語が外国語試験の選択に追加される。
　受験者は、どの言語でも外国語科目の受験登録ができるようになっており（英語、フランス語、日本語、ドイツ語、韓国語の中から）、中学校で学習している言語に限るものではない。そして、日本語、ドイツ語、韓国語といった第二外国語を教える学校の数を増やす。
　そのうえ、今年の10年生選抜試験では、公立高校の入学申請期間が従来の15日間から４日間（８月12日から８月15日）に短縮された。
　ハノイ市教育訓練局は、烈士の子ども、81％以上の労働能力を失った負傷兵の子ども、81％以上の労働能力を失った病気の兵士の子ども、有毒化学物質に曝された抗戦活動者の子供などを含む、第１対象グループ（このグループは1.5ポイントがプラスされる）の優先対象者を追加する。
　会議では、生徒と保護者にとって最も好ましい条件を作り、同時に教育の質を確保するための多くの解決策を実現することを目指して、ハノイ市教育訓練局副局長ファム・ヴァン・ダイ氏は、各団体、学校に対し、幼稚園、１年生、６年生、10年生に入園・入学するための試験実施と入学者選抜に関する規定を厳格に遵守することを要請した。

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（ 翻訳者:渡辺真衣 ）
（ 記事ID:5311 )