参議院の山東昭子議長は、５月29日に、ベトナムの前向きで印象的な新型コロナウイルス感染症（COVID-19）対策の結果を高く評価し、その背景として、ベトナム国会の重要な役割、特に人々の理解と協力を得て、感染症対策を講じる国と心を合わせ一致団結したことを挙げた。
　首都東京にある参議院議院で行われた在日ベトナム大使館のヴー・ホン・ナム大使との会見において、山東議長はまた、COVID-19発生後、ベトナム国会から日本の国会に２万枚の医療用マスクが贈呈されたことについて、国会（参議院と衆議院から成る）よりベトナム国会とグエン・ティ・キム・ガン議長へ、感謝の言葉を送り、同時に、日本の国会は迅速に感染症対策の第一線にいる医療機関や医療従事者へこのマスクを送ったことを伝えた。
　加えて、山東議長は日本のCOVID-19対策の前向きな結果について、特に日本政府が５月25日に緊急事態宣言を解除し、経済や社会活動の回復や国民生活の安定に向け前進していることについて共有した。
　日越関係について、山東議長は２国間の関係が良好に発展していること、特に日本とベトナムの国会間の協力関係が前向きに発展していることを高く評価した。
　山東議長は、ガン国会議長の健康を祈り、同時に両国の国会間の協力がますます積極的に発展し、多くの新たな成果が得られるよう希望すると述べた。
　ベトナム側から、ナム大使は、日本のCOVID-19抑え込みの成功を祝い高く評価し、同時に、このことは、まさに日本政府が予想より早く全国の緊急事態宣言を解除したことに基づく成果であり、通常の経済や社会活動、国民の生活を取り戻すための日本の迅速な努力を強調した。
　一方で、ナム大使はまた、日本政府が、日本で生活、学習、就業しているベトナム人コミュニティに感染状況における財政支援と必要な医療ケアについて配慮してくれたことを感謝し、同時にベトナムの政府と国会はあらゆる困難の中で日本の国民や政府、国会と常に歩調を合わせていくことを確認した。
　大使はまた、両国間の広範な戦略パートナーシップはこの先も力強く発展し続けると信じ、両国国民の利益のため、両国間の友好・協力関係が効果的に促進し強化されるよう、大使個人としても常に懸命に努力することを表明した。
　これより前の５月26日、日本の衆議院議院運営委員長である高木毅衆議員も、ナム大使と会見を行った。

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（ 翻訳者:堀春佳 ）
（ 記事ID:5321 )