北部の記録的な暑さはいつまで続くのか?
2020年06月09日付 VietnamPlus 紙
ヴィンフック省ヴィンイエン市カイクアング街区の小学校児童の終業時
6月9日、国立水文気象予報センター天気予報課のチャン・クアン・ナン課長は、6月9日の夜と6月10日の早朝に、北部の山岳地帯と北部中原の各地方省に大雨とにわか雨があったと述べた。暴風雨は多少熱を下げるのに役立つが、竜巻、雷、強風の可能性に注意する必要がある。
6月10日、熱さは北部の山岳地帯で一時低下するとみられる。このうち平地や中原地域では、熱さは6月9日に比べ約2~4度低くなる傾向があるが、依然として34~37度に達する。
6月11日からは、早くも温度は再び上昇し、熱さは再び北部全体に広がりおよそ6月13日まで続く見込みだ。
6月14日からは、熱さは北部で完全に終わる見通しである。
一方で、中部の各地方省では暑さが続き、猛暑になるとみられ、およそ6月14日まで続いてから徐々におさまることが見込まれる。
これまでに、北部の平地や中原の地域および中部の各地方省で厳しい暑さが起きていることについて、ナン課長は、まさにその原因は、南西に広がる西の風のフェーン現象と組み合わさりベトナムに向かって広がった西側の暑い低圧部地域の影響によるものと説明している。
この暑さの中で、特に、ホアビン省、フート省、ハノイ市、ニンビン省、ハイズオン省、フンイエン省など、北部平地の各地方省では厳しい暑さに見舞われている。
国立水文気象予報センター気象予報課のグエン・ヴァン・フオン課長によると、6月9日までに北部は連続して猛暑日が10日間続いているが、このうち北部平地地域の各地方省ではこれほどの暑さの中心となる地域は多くない。
首都ハノイはこの暑さの中心となる地域の一つであり、常時、温度が37度を超えている。そのうち、6月7日はハノイの気温は38度を超え、6月8日にはハノイ市の全地域で最大39度を超えた。(バーヴィー県:39.2度、ソンタイ市:39.3度、ラン、ホアイドゥック県:39.8度、ハドン区:39.6度)
予報では、北部のこの猛暑は6月13日まで続くとみられ、仮にそうなると、首都ハノイのような北部では連続して猛暑日が14日間続くことになり、これは1993年以降最長となる記録的暑さになる。
中部では暑さが12日間続いており、予報ではさらに約6~7日間続くとみられる(6月15日~16日まで)。したがって、中部の暑さは17~18日間続く可能性があるとみられる。これは中部の暑さの平均的な期間である。
2015年に中部では記録的な長さの暑さが起こり、中部の中南部地域では32日間、中部中央部の各地方省では36日間、北中部地域では39日間暑さが続いた。
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( 翻訳者:天野友亜 )
( 記事ID:5364 )