カットリン-ハドン間(ハノイ市)の高架鉄道プロジェクトの全貌
2020年06月09日付 VietnamPlus 紙
カットリン-ハドン間(ハノイ市)の高架鉄道プロジェクトの全貌
カットリン-ハドン間(ハノイ市)の高架鉄道プロジェクトの全貌

 認可から11年、また8年の工事を経て、カットリン-ハドン間の高架鉄道プロジェクトが99%まで完成し、残り1%の附属的な項目を残すのみとなったが、いまだにゴールに至ることができていない。

 カットリン-ハドン間の都市鉄道プロジェクトは全長13.08kmである。路線はハノイ市のドンダー区、タインスアン区、トゥーリエム区、ハドン区を通るもので、交通運輸省によって鉄道プロジェクト管理委員会に投資者代表を委託されている。
 プロジェクトの当初の総投資額は8兆7700億ドン(5億5286万ドル)であったが、調整投資総額は18兆20億ドン(8億6804万ドル)となり、その中で中国からのODA借款は13兆8670億ドン(6億6962万ドル)で、対応資金(自己資金)は4兆1340憶ドン(1億9843万ドル)となった。
 全線が高架で、主にハオナム通りとグエンチャイ通りの中央分離帯の上を走る。始点はカットリン駅(ドンダー区)、終点はイェンギア駅(ハドン区)で、12の乗降客用の駅とコントロール・センター(ハドン区フールオン街区)がある。
 認可から11年と8年の施工を経て、カットリン-ハドン間の高架鉄道プロジェクトが99%まで完成し、残り1%の附属的な項目を残すのみとなったが、いまだにゴールには至ることができず、試運転から運行開始までの約束を8回も遅れている。
 最近開かれた鉄道プロジェクト管理委員会と中国のゼネコンの間でのオンライン会議で、ゼネコンは試運転やプロジェクト検証のために5000万ドルが必要であると要請してきた。
 これは会議中に出されたゼネコンの意見であり正式な要請書類ではないとして、グエン・ゴック・ドン交通運輸省次官は、調印されているEPC(建設工事請負契約)の規定に忠実に従ってゼネコンにプロジェクト実現の経費を精算するという交通運輸省の観点を伝えた。
 「ゼネコンが書類で精算の要請をしてきた場合も契約規定に反していれば、見直しはせず、処理する」とドン次官は強調した。
 したがって、ドン次官によると、契約項目について15日間の間に検討と点検を続け、履行すべきことを意見交換しすり合わせるための次回専門会合を開くことで双方は一致した。

(訳注:記事の原文に動画あり)

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( 翻訳者:堀春佳 )
( 記事ID:5373 )