越露国交樹立70周年を記念するオンライン・シンポジウム
2020年06月16日付 VietnamPlus 紙
シンポジウムに参加するベトナム共産党中央対外委員会ロシア・東欧・中央アジア局長代理レ・ティ・タイン・リー氏
シンポジウムに参加するベトナム共産党中央対外委員会ロシア・東欧・中央アジア局長代理レ・ティ・タイン・リー氏

 レ・ティ・タイン・リー氏は、越露関係は日に日に発展し、ホーチミン市とサンクトペテルブルグ市は両国間の地方関係のモデルであると確言した。

 ロシア連邦に滞在するベトナム通信社の記者によると、6月16日、サンクトペテルブルグ市外交局は、ロシア国防省軍医博物館とサンクトペテルブルグ市ベトナム人会と連携して、大祖国戦争におけるソ連人民の勝利75年、ベトナム南部開放と国土統一45年、そして越露国交樹立70年を記念したオンライン・シンポジウムを開催した。
 シンポジウムには、ベトナム共産党中央対外委員会、サンクトペテルブルグ市外交局、ロシアのベトナム駐在武官、サンクトペテルブルグ市ベトナム人会代表、抗米戦争にかつて参加したソ連の退役した専門家、ロシア国防省の軍医博物館館長、各大学の学術代表、ロシアの研究院、ベトナムに関心のあるロシアの学生、そしてロシアのホーチミン青年団の代表といった多くの代表者が参加した。
 サンクトペテルブルグ市外交局副局長のヴラチェスラヴ・カルガノフ氏がシンポジウムの開幕を宣言し、参加した代表者を歓迎した。
彼は、シンポジウムはサンクトペテルブルグ市外交局の「愛国的国際主義」プロジェクトに位置付けられるもので、ホー・チ・ミン主席のベトナム民族の偉大な子供たちのためのものであると述べた。

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 ベトナム共産党中央委員会ロシア・東欧・中央アジア局局長代理のレ・ティ・タイン・リー氏は最初の報告書を読み、両国の国交が樹立してから70年の間に起こった出来事、すなわち抗米戦争におけるソ連のベトナムに対する多大な支援とともに、国の建設、現在の越露間の友好関係や全面的戦略関係といったことを挙げた。
 レ・ティ・タイン・リー氏は越露関係が日に日に発展し、ホーチミン市とサンクトペテルブルグ市は両国の地方関係のモデルだと確言した。また、サンクトペテルブルグ市にホーチミン市文化貿易センターが早期に開設されるよう希望を述べた。
 ベトナムで仕えたサンクトペテルブルグ市の退役軍人支部会長のアレクセイ・スクレブリュコフ大佐は、ベトナムとロシアの若い世代や若い軍人たちに両国間の緊密な友好関係について教育する必要があると強調した。
 彼はまた、サンクトペテルブルグ市はホー・チ・ミン氏がロシアを訪問したときに初めて足を踏み入れた地であることから、サンクトペテルブルグ市にホー・チ・ミン主席のモニュメントを建てるべきだという見解を述べた。
 スクレブリュコフ大佐は、ベトナムにおける抗米戦争にかつて参加したソ連の退役軍人らは、70年前の友情と同様、固く結ばれた両国兄弟の友好関係を維持するために全力で努めると述べた。
 カルガノフ氏は、自身としては、サンクトペテルブルグ市にホー・チ・ミン主席のモニュメントを建てる計画が現在進められており、市の政権は基本的にこのアイデアを支持していると述べた。
 シンポジウムにおける発表はどれも、ソビエトとベトナムの人々のかつての英雄的な勝利や、ベトナムとかつてのソ連および今日のロシアとの兄弟関係を称え、同時にこの関係がさらに強固なものになるよう願いを表明した。
 各代表はまた、ロシア国防省軍医博物館における展覧会「心の中の友人の痛みーベトナム」を紹介する生き生きと真に迫った記録映画を観て、ベトナムでの抗米戦争並びにソ連の軍医たちがベトナムに対して行った支援について語った。

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( 翻訳者:秋山由莉奈 )
( 記事ID:5396 )