品質基準に達した最初のライチが6月19日に空路で日本へ
2020年06月18日付 VietnamPlus 紙
ライチを処理する前に日本の専門家が設備の検査をする。
日本の専門家が、世界でもっとも気難しい市場に輸出する最初のティエウ種のライチの処理を直接監督した。すぐ翌日(6月18日)、最初の1トン分のライチが空路で日本に向かった。
6月18日にバクザン省にて、日本の専門家が植物保護局(農業農村開発省)と合同で、日本市場向けの最初のティエウ種ライチの処理を監督した。
この様に、最も厳格な基準に沿った産地の綿密な準備と共に、5年にわたる日本市場開放交渉を経た今日、ライチの生産者は、日出ずる国への生のティエウ種ライチの輸出という目標を実現させた。
日本向けの生のティエウ種ライチの処理の基本プロセスは、輸入業者の要求する規格に沿った前処理、殺菌、包装の工程を含む。
特に、殺菌設備のシステム全般は、日本の専門家によって殺菌室の密閉度から殺菌薬の投与量と正確な運行能力の計算まで大変綿密に検査された。
国際協力部長(植物保護局)のグエン・クアン・ヒェウさんは以下の様に述べた。「殺菌システムは全てベトナム人によって設計され、多くの特殊な点を持っています。検査後、日本の専門家はシステムを高く評価し、集計結果にとても安心していました」。
今年のライチシーズン中、日本向けの生のティエウ種ライチの処理のために、植物保護局はこのシステムに類似した3つの殺菌施設を作ることができた。技術システムのみならず、100ヘクタール以上あり生産量が600トンに達する産地も、ライチ生産者によって最も厳格な基準に沿って準備された。
バクザン省の農業農村開発局副局長のレー・バー・タインさんは以下の様に明言した。「私たちは、日本市場専用に、およそ600トンの生産量に達する19の産地を作りました。この産地は、実のサンプルを採って地域レベルから中央までテストを3回行い、3回全てが輸出に適合する指数と基準に達しました」。
6月18日に処理された日本向けの最初の5トン近くのティエウ種ライチは、日本の専門家によって基準に達するという結果が確認された。輸出企業側も、このシステムによって、海路、空路どちらでも、日本の消費者の手に渡るまでライチの新鮮さや味を保つことができることに自信をもっている。
チャイントゥ輸出入有限責任会社副社長のゴー・トゥオン・ヴィーさんは以下の様に述べた。「日本の嗜好ニーズの考察によると、ベトナムライチの甘さと酸味は日本人に好まれています。私たちはライチの最良のクオリティーが保障されるよう、それによってライチの価格がもっとも高く設定されるよう努力しています。今年中に日本におけるベトナムライチのブランドになる事を願っています」。
すぐ翌日(6月19日)に最初の1トンのライチが日本に空路で向かうと企業は述べた。翌日には、4トン近くのライチが海路で向かい、翌週から1週間に2便が出る予定だ。およそ200トン近くのティエウ種の生のライチが今年中に日本市場への輸出に成功することだろう。
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( 翻訳者:須藤遼 )
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