ソンラ省の大学に復学する1400人のラオス人留学生を集中隔離
2020年06月17日付 VietnamPlus 紙
ソンラ医科短大にある、ラオス人留学生が集中隔離されるエリア
ソンラ医科短大にある、ラオス人留学生が集中隔離されるエリア

 ソンラ省ソンマ県チエンクオン出入国ゲートにて、国境警備隊、医療班、留学生の通う学校は、規定に従って受け入れを実施した。

 6月17日、ソンラ省は、地域の大学や専門学校で学んでいた約1400人のラオス人留学生の復学を受け入れた。
 それ以前はCOVID―19感染防止対策に関する規定が実施され、学校が一時休校になったためラオス人留学生は帰国していた。
 ソンラ省ソンマ県のチエンクオン出入国ゲートでは、国境警備隊、医療班、留学生の通う学校が、規定に従って受け入れを実施した。
 これにより、[ラオスの]フアパン県、シエンクワーン県、サイソンブン県からの約350人の留学生は、体温チェックを受け、医療申告書を提出し、入国手続きをした。
留学生の入国手続きを迅速かつ安全に行うため、国境警備隊は20人の幹部職員と兵士を配置し手続きに参加させた。
 ソンラ省国境警備部隊司令部チエンクオン出入国ゲート国境駐屯地政治員のホアン・ヴァン・ザップ中佐は、当局は最大の力を動員し、各機関と協力して留学生の検査と体温測定をしっかりと行ったと述べた。
 国境警備隊は各医療機関と協力し、ラオス人留学生がベトナムに入国する前にスクリーニング検査を行った。入国手続きは国境警備隊によって、電子パスポートスキャナーシステムを使用して迅速かつ早急に実施された。
 COVID-19防止対策は学校にとって重要で緊急な課題であると明確に定め、ソンラ省COVID-19防止対策指導委員会は、ラオス人留学生に対してソンラ省に入国した日から14日間の集中的な医療隔離を実施する計画を発表した。現在、省は各学校の寮に3つの隔離エリアを設けている。
 スクリーニング検査の過程で、咳や発熱、筋肉痛などの症状が現れた場合、医療スタッフは留学生に、帰国することを提言するか、治療のために地域の病院の隔離エリアへの移動を手配する。
 当初の要件が満たされると、当局部隊は留学生を受け入れ、各大学や短大に設置された集中隔離エリアへ輸送する。
 ソンラ省保健局副局長チャン・タン・ビン氏は、COVID-19防止対策指導委員会の方針を実行し、医療部門では今回のラオス人留学生受け入れのための念入りな準備ができていたと述べた。
 各大学は関連機関と緊密に連携し、大学での消毒薬の散布や隔離エリアの設置などを念入りに準備した。
 隔離エリアでは、各機関が、1日に2回の健康検査と体温測定の実施やいくつかの検査サンプルの中央伝染病衛生研究所への送付に参加する。隔離期間中、咳や発熱の症状が現れた場合、留学生は治療のため病院に搬送される。
 さらに、ソンラ省の医療部門は学校と連携して、留学生に向けて感染症の防止対策や生活に必要な条件の主体的な確保、医療ケア・保安・安全・消防の各条件、環境衛生の確保に関する思想工作[指導]を行っている。

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( 翻訳者:渡辺真衣 )
( 記事ID:5398 )