新型コロナウイルス感染症の後遺症克服のための支援として14億ドン以上を受け取る
2020年06月25日付 VietnamPlus 紙
人道マーケットで必需品を無料で配布される人々
人道マーケットで必需品を無料で配布される人々

 ベトナム赤十字会は、全国の26地方省・市で「人道マーケット」プログラムを開催するため、支援企業からの14億ドン(訳注:6万米ドル)を投じる予定でとしている。
 6月25日、ハノイにおいて、ベトナム赤十字会は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による後遺症克服を支援するAviva社から、14億ドン以上の支援金を受け取った。
 ベトナム赤十字会は、全国の26地方省・市で「人道マーケット」プログラムを開催するため、この支援金を投じる予定としている。
 ベトナム赤十字会が創設した「人道マーケット」プログラムは、COVID-19で直接影響を受けている人々の支援を目的としている。これは政策対象の家族、貧困層、失業者、障害者、独身世帯、COVID-19によって収入が一時的になくなったか、あるいは収入源が断たれた人のためのものである。
 ベトナム赤十字会は、COVID-19によって影響を受けた農業従事者から、このプログラムを通じて、農産物の供給源を買い上げた。
 こうした方法を用いることで、この「人道マーケット」プログラムは、貧しい家庭や困難に直面している農業従事者といった二つの対象を同時に効果的に支援することができる。
 ベトナム赤十字会のチャン・ティ・ホン・アン副会長は、今回の支援により、COVID-19の影響を受け貧困に陥った多くの家庭を救うことができ、人道支援に積極的に参加するよう引き続き各企業に呼び掛けることもできるだろうと述べている。
 「人道マーケット」のモデルは、「コミュニティの健康のために手を取り合う」をテーマにベトナム赤十字会が打ち出した、2020年「人道月間」の中の有益な活動の一つである。
 中央赤十字会としては、当初24億ドン(訳注:約10万米ドル)を使って48の地方省・市を支援するとしているものの、地方の赤十字会は、COVID-19の影響を受け困難に直面する人々を支援する「人道マーケット」モデルを展開するには、少なくとも100億ドン(訳注:約43万米ドル)が必要として働きかけている。

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( 翻訳者:山本美帆 )
( 記事ID:5408 )