カンボジアはベトナム国民の国境往来を制限する外交文書を廃止
2020年06月22日付 VietnamPlus 紙
カンボジアでCOVID-19の感染予防のマスクをする人々
6月22日付の在カンボジアベトナム大使館への通知で、カンボジア外務国際協力省は、カンボジア国民とベトナム国民の国境往来の制限に関する 3月 18日付第698 MFA.IC/AP1外交文書の効力解除を通知した。
6月22日の通知は、第698 MFA.IC/AP1外交文書の効力解除が6月19日からすぐに効力を持つとしている。
通知はまた、5月20日付の急性呼吸器症候群COVID-19の予防についての省庁連携委員会の通知の中で規定された措置と、その後当委員会によって提示されすべての国に適用された関連の最新の措置が、カンボジアとベトナム間の国境往来活動にも適用されるとしている。
5月20日、カンボジア保健省はイタリア、イラン、ドイツ、スペイン、フランスそしてアメリカからの観光客に対して、これまでCOVID-19感染症の感染を阻止するために適用してきた入国禁止令を解除したと知らせた。
しかし、外国人観光客は今も入国72時間前にSARS-CoV-2に感染していないことを確認する証明書を持っている必要があり、カンボジア滞在中の50,000USDの医療保険を持っていることを証明しなければいけない。
また、入国後、政府が指定した区域で14日間の隔離をしなければならず、病気を引き起こすウイルスを検査しなければならない。
以前、3月18日に、カンボジア外務国際協力省はCOVID-19が拡大している時期のベトナムとカンボジア両国の国境往来活動に関する6つの通知を出した。その中で、カンボジアは両国の各地方機関が共に協力して、国境を超えた途切れのない商品輸送の促進、保証を提案してきたと強調している。
3月18日の通知によると、陸路、水路、空路によるベトナム国民のカンボジア領土への入国、カンボジア国民のベトナムへの入国は、3月20日から暫定停止するとしている。
上記の往来の制限措置は外交および公用パスポートを所持するベトナムとカンボジア国民に対しては適用されなかった。
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( 翻訳者:向井千景 )
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