ハイズオン省、日本へライチを初輸出
2020年06月23日付 VietnamPlus 紙
アメイイ・ベトナム株式会社の工場で日本向けのハイズオンライチの処理をする
アメイイ・ベトナム株式会社は、タインハー県タイントゥイー社産のライチ約1.2トンを買い取り日本へ輸出する。
6月23日、ハイズオン省は日本へライチを初輸出した。今回アメイイ・ベトナム株式会社は、タインハー県タイントゥイー社産のライチを概算約1.2トン買い取り日本へ輸出する。
ライチは収穫後、包装と一次加工のためにアメイイ・ベトナム株式会社に運ばれ、さらにバクザンに運ばれて臭化メチル燻蒸処理が行われ、6月24日に航路で日本へ出発、7時間後には日本の市場に到着する。
朝の4時から、タイントゥイー社ライサー第二村のグエン・ヴァン・クオンさん一家は早起きしてライチを摘む。今日はクオンさん一家にとって嬉しく、特別な日である。
手をかけて世話をし、COVID-19に不安な日々を経て、今日、ふるさとタインハーの有名なライチは収穫、包装といった最終工程の処理が行われて、正式に日本市場へ輸出される。
これはクオンさん一家の今期最後のライチ収穫である。
この農園のライチは農業部門の指示通り注意深く育てられ、専門機関の3度の検査を経て、農薬量の基準を守っている。
現在、クオンさん一家のライチは、市場に出回るライチよりもずっと高い値の1キロ30,000ドンで企業に買い取られる。
今年、従来の市場に加えて、ハイズオンのライチはさらに2つの気難しい市場、シンガポールと日本に進出した。
アメイイ・ベトナム株式会社取締役社長グエン・ハック・ティエン氏は、「これは当社の日本へのライチ輸出4便目である。ここはまた非常にポテンシャルのある市場であり、ベトナムのライチは輸出先の消費者に大変人気である。市場の反応は非常に良い」と述べた。
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以前、この会社はシンガポールへライチを60トン輸出しており、うち50%はハイズオン省のライチであった。
ライチ全量は、輸出先が定めた食品安全基準をクリアした。
タインハー県タイントゥイー社人民委員会主席代理のファム・ヴァン・カイン氏によると、故郷の特産物であるライチが日本へ初輸出されて、ライチ生産者は喜んでいる。
現在、タイントゥイー社には340ヘクタールを超すライチ畑があり、その内77ヘクタールはVietGAPとGlobal GAPのライチ畑である。
クリーンな生産工程で栽培され、VietGAPとGlobal GAPに認定されたライチの売値は常に、市場に出回る他のライチより10〜15%高い。
今後数年にわたり、タイントゥイー社では、高い輸出生産量を達成するために農民に対して、より栽培生育に注意を払うよう指導していく。
2020年のライチの収穫期では、常時ハイズオン省の農業部門の監査が入り、輸出前に何度もライチの検査サンプルが採られ全て結果は良好であった。
ハイズオン農業農村開発局長のチャン・ヴァン・クアン氏は、「今年のライチの好調な消費は、農民のライチの生産や生育に対する考えを変えるだろう」と述べた。
ライチがクリーンで安全に生産されれば、生産面は完全に安心であり、売値も下がることはないだろう。地方の農業部門は、技術プログラムを応用し、リュウガンを輸出する予定である。
ハイズオン産ライチの日本初輸出を見届けて、農業農村開発省植物保護局副局長のグエン・クイー・ズオン氏は、「ハイズオン省は積極的に参入して生産体制をよく整えており、特に日本の要求に応じて害虫駆除と(訳者注:収穫前の農薬使用における)隔離を行っている」とコメントした。
ハイズオン省はライチの害虫駆除農薬一式を選び、原則に従った使用法を農家の人々に指南した。その結果、ライチは害虫被害がなく、また食品安全も保証され、輸出先の市場の基準を満たした。
ハイズオン省には約10,000ヘクタールのライチ畑がある。2020年の収穫期には、ハイズオン産のライチは約40,000トンの収穫がある見込みである。現時点までに、ハイズオン産のライチは約1兆1,000億ドンの売上をもたらしている。その内、タインハー産のライチは約9,000億ドンの売上を得ている。
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( 翻訳者:岡部紘平 )
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