ハノイ市:多くの人が失業保険の受給申請手続きに来る
2020年06月11日付 VietnamPlus 紙
ハノイ雇用サービス・センターに失業保険の受給申請手続きに来る労働者
ハノイ市雇用サービス・センターは連日、1500件近くの申請に対応している。この混雑状態により、多くの労働者が朝早くに来なければならないか、もしくは、何度も足を運ばなければならない事態を引き起こしている。
ここ数日、ハノイ市雇用サービス・センター(ハノイ市労働傷病兵社会局)には、失業保険の受給申請手続きと雇用状況の報告のため、多くの人が訪れている。
センターは連日、1500件近くの申請に対応している。この混雑状態により、多くの労働者が朝早くに来なければならないか、もしくは、何度も足を運ばなければならない事態を引き起こしている。
労働者の多くは、新型コロナウイルスの感染拡大が多くの企業の生産経営の実績や労働者の仕事に影響を与えていると言う。5月から、各企業は生産を回復し、仕事に復帰する労働者の数は日増しに増えているものの、企業の生産経営活動はいまだに感染拡大前の状態に戻ることができていない。
【関連記事:新型コロナウイルスの影響で何百万もの人が失業:労働力再配置の機会】
失業保険の受給申請書類を受理された労働者の多くは、混んではいるが、十分な書類を持っていけば、各手続きは素早く処理されると言う。
最近の暑い気候の中、ハノイ市雇用サービス・センターは、迅速で効果的な対応を確保し、混雑と労働者の待ち時間を減らすため、書類を処理する職員や書類を受け付ける窓口を増やすなど、柔軟な支援策を行った。労働者は表や略図による案内を受けていた。
情報宣伝センターは、ハノイ市雇用サービス・センターのウェブサイト“vieclamhanoi.net”に、労働者が失業保険政策を受けるためのサポートガイドをアップしている。
特に、約1か月前、センターは、労働者がわざわざ列に並んで待たなくていいように、スマートフォンにダウンロードし、申請の日時を登録できるアプリの試験運用を行った。さらに、センターは、失業手当の申請手続きを希望する労働者に対して、各本部、施設、サテライト地点などでの間接的な受け付けを実施している。
ハノイ市雇用サービス・センターのタ・ヴァン・タオ所長によると、センターでは毎年、およそ第2四半期と第3四半期の初め頃が失業保険受給申請書類の処理業務のピークになるという。しかし、新型コロナウイルスの影響で2020年第2四半期は、失業保険受給申請書類の件数は昨年同期よりも増加した。
6月1日から6月9日までだけで、労働者3653人分の失業保険受給申請書類を受理した。よって、センターが一日(一営業日)に受理した申請書類の平均はおよそ530件で、2019年6月の同時期に比べて大きく増加した(2019年6月の受理件数は7197件)
失業保険受給申請書類の受理とともに、ハノイ市雇用サービス・センターは毎日、現在、失業保険手当を受給中で、求職のために訪れる労働者約900人に対し、就職案内をしている。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:坂入菫 )
( 記事ID:5425 )