公安省は詐欺・横領の犯罪を集中して鎮圧する
2020年07月02日付 VietnamPlus 紙
発表するトー・ラム公安相(写真:トン・ニャット/ベトナム通信社)
発表するトー・ラム公安相(写真:トン・ニャット/ベトナム通信社)

 トー・ラム公安相・大将は、COVID-19により詐欺や横領の犯罪が増加している為、近いうちにこれらの捜査と対応に全国の公安部隊を集中させることを明らかにした。

 7月2日に行われた政府と各地方との全国オンライン会議にて、トー・ラム公安相は、COVID-19により詐欺や横領の犯罪が増加し複雑な動きをしている為、近いうちにこれらの犯罪の調査と対応に全国の公安部隊を集中させることを明らかにした。
 トー・ラム公安相は会議で治安状況に関し、国家の安全、主権、領土保全、そして各主要エリア、国境エリア、僻地、各大都市、重点経済地域の治安は全てしっかりと確保されていると言及した。
 「治安をよく確保できている理由の一つは、公安省が社レベルの正規公安部隊を100%完全に配備したからである。それにより治安維持のための活動が好転した。さきのCOVID-19感染症の流行期、社レベルの公安部隊は、感染症防止対策のための業務と指示された内容をとてもよく実行した」と、トー・ラム公安相は評価した。
 犯罪防止対策、社会の治安維持のための闘いに関しては、今年の上半期の犯罪率は昨年の同時期と比べ8.4%減少した。登録されている[刑事犯罪件数の削減]目標「5%~7%減」と比べても、これは非常に印象深い数字である。
 今年の上半期、公安部隊は刑事犯罪58,000件を捜査、処理した。全公安部隊が処理した犯罪数は1日に平均335件である。また、平均すると、1つの省の一日あたりの犯罪件数はわずか5件である。実際、多くの省や県では犯罪事件が全く起こらない日もあった。
 「私達は刑事犯罪件数を更に減らすことに努める。毎日刑事犯罪が起こらなければ、人々は平穏に暮らせるようになる」と、公安相は強調する。
 その上、公安部隊は国家管理の分野での行政手続きの改革をうまく実行した。
 公安省は、4つの手続きの修正、追加を行った。また、公民身分証明、道路交通手段の管理登録に関する6つの行政手続を撤廃する予定だ。そして、国家データベースや全国公共サービスポータルサイトで4つの手続きを公開しアップデートを行う。公安省の管理責任下の29の産品・商品に対する輸出入商品コードを発表する。

【関連記事:首相は詐欺行為の防止や対応の強化を指示】

 公安相は、COVID-19により詐欺や財産の横領の犯罪が増加し複雑な動きをしている為、近いうちにこれらの捜査と対応に集中することを明らかにした。
 最近、公安省は政府に[指示を出すように]要請し、首相が詐欺・財産横領の防止・対応強化に関する首相指示21号を公布した。
 今後、公安省は、政府が、各省庁・部門・地方に対し、経済安全保障や麻薬犯罪防止対策を含んだ治安確保に関する中央の各決議をしっかり実行するよう指導することを提案する。
 公安省が進捗を急いでいる非常に重要な2つの法案は、道路交通安全秩序の確保に関する法案と、地方の末端レベルでの治安・秩序の防護に参加する部隊に関する法案である。
 同省は、この部隊を、国境周辺や国境に接する地域に位置し、特に困難な状況にある409の社に配置するために最も有利な条件を作ることに集中している。社の公安部隊と共に活動するためである。
 その上、トー・ラム公安相は、政府に対し、各レベルの共産党委員会、地方行政機関が、大勢の人が関わったり、長期化したりしている紛争や訴訟をきちんと最後まで解決することに集中するよう、引き続き指導することを提案した。
 統計によると、今年の上半期では1,519件の訴訟が発生し、その中で新しく発生したのは122件であり、400件以上の訴訟が複雑で長期化している。
 全国で各レベルの共産党支部の大会が展開され、大きな祝日の記念行事が行われる中、敵対勢力に悪用されないように、治安・秩序はしっかりと確保しなければならない。

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( 翻訳者:佐々木愛佳 )
( 記事ID:5432 )