ベトナムはCOVID-19対策の経験をASEAN諸国と共有する
2020年07月10日付 VietnamPlus 紙
隔離区域で185人のSARS-CoV-2検査をしている医療関係者
隔離区域で185人のSARS-CoV-2検査をしている医療関係者

 ベトナム医学総会は、各国にとって最適な各基準における流行防止についてのアイデアなど、ベトナムの新型コロナウイルス(COVID-19)対策の経験を共有した。

 これまでに、2018年~2020年任期の東南アジア医学会会長としての責任の下、ベトナムのCOVID-19対策の活動は、全国的な範囲のみにとどまらず、ASEAN各国との連携や共有も行っている。
 ハノイで開催された、2020年上半期の北部地域における各医師会の総括会議で、ベトナム医学総会会長であるグエン・ティ・スエン博士はこう述べた。ベトナム医学総会会長は、東南アジア各国の医学会会長に、COVID-19大流行の克服のため力を合わせ、それぞれの国の医療機関の負担を分かち合うために、政府や医療部門とともに団結して行動し続けることを呼びかける2通の手紙を送った。
 特に、医学総会は、ASEAN域内の各国に最適な各基準における流行防止ついてのアイデアなど、ベトナムのCOVID-19対策について意見交換を行い、経験を共有するフォーラムを作った。
 今年の上半期、ベトナム医学総会による健康教育普及事業は、主にCOVID-19対策の業務に重点が置かれた。
 COVID-19対策の業務において、医学総会は、医師、介護士、医療スタッフの各会員、そして健康な退職者が、要すれば救急に対応し、健康診断や疫病対策に参加してもらうなど、各会員や総会の各組織に人材を発揮する態勢を整えるよう呼び掛けた。
 ベトナム医学総会会長は、今年後半で同総会が、ヴィンロン省、チャーヴィン省、ディエンビエン省、クアンナム省、トゥエンクアン省の各地方に新たに5つの医学会を設立するよう働きかけていくと強調した。
 一方で、医学総会は、保健省と在ベトナムの国際保健機関と協力して、薬剤耐性を予防し、治療に効果的で安全な薬物を選ぶ等のテーマで、2020年の科学会議を開催する準備を進めていく。
 会議では、ベトナム医学総会が、COVID-19対策において業績のあった個人や団体に表彰状を授与した。

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( 翻訳者:坂入菫 )
( 記事ID:5436 )