タイバック(西北)大学を高度人材養成センターとする
2020年07月09日付 VietnamPlus 紙
タイバック大学との協議のなかで意見を述べるウン・スアン・ニャー教育訓練大臣
フン・スアン・ニャー大臣は、タイバック(西北)大学は、西北地域、中でもソンラー省の教師の養成、育成のニーズを満たす必要があると強調した。
7月9日、教育訓練省のフン・スアン・ニャー大臣は、出張団とともに、ソンラー省の西北大学で、同大学の養成、講義事業に関して協議を行った。
講義の活動状況について、タイバック大学のディン・タイン・タム学長によると、大学には30の専攻があり、そのうちの3つが修士課程、25が学士課程、2つの高等専門課程を有している。
現在、大学には約5,500名の学生が在籍しており、その中には800名以上のラオス人学生のほか、少数民族出身の学生は70%以上にも上る。
タイバック大学は西北地域に位置する唯一の大学であり、ラオス北部の各地方省に接しており地政学的に重要な位置にあり、文化面で多くの類似点が見られ、養成のプロセスは地域の実状に合わせているため好都合である。
学生の大部分を長期に亘り地方に居住する可能性のある西北地域の出身者が占め、卒業後に学生が同地域、特に遠隔地域で従事する可能性は高く、またニーズも大きい。
しかし、大学は競争力、進取の精神、プロフェッショナルな働き方という壁に直面しており、高レベルの講師の配分には偏りがある。厚みのない研究分野に基づき計画が講じられ、その道の一流の専門家は不足し、外国語の運用能力は低く、国際協力を展開する能力も限定されている。
タイバック大学は、大学が各種の適切な国際協力プログラムと連結し、科学研究及び技術移転に関する特定のスキームを講じるため、教育訓練省にサポートを要請した。また、大学が、2021年~2030年に行われる「少数民族地域と山岳地域における経済社会発展のための国家目標プログラム」に参加するための条件整備を行うよう求めた
会議の中で、ニャー大臣は、今日の全国の大学教育体系におけるタイバック大学の地位と役割を高く評価した。
山岳地域に位置するという不利な状況の中にあって、大学は養成事業において強みを発揮してきた。
タイバック大学がますます発展し地位を確立していくべく、ニャー大臣は、既存の各条件が持つ同大学が、西北地域のための人材リソースを養成する西北地域における人材育成の中心となる要件を十分に充たしていると強調した。
そのため、大学は西北地域全般、中でもソンラー省における教師の養成、育成のニーズに対応する必要がある。それと同時に、西北地域の各地方省のための人材リソース養成事業における位置づけ高める各種の方策を講じる必要がある。
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( 翻訳者:森本悠太 )
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