奨学金制度は、ベトナムとラオス両国の政府間で結ばれた協定によるもので、５人分の大学修士課程奨学金、55人分の学士課程奨学金とラオス語短期教育奨学金が含まれる。

　教育訓練省は、2020年の奨学金に関する協定に基づいて、ラオス人民民主共和国で学ぶ学生を募集・選抜することを発表した。
　合計60人分の大学修士、学士、ラオス語短期教育（言語、文化、政治、歴史、地理の専門分野が優先される）の教育を受けるための奨学金である。
　その内訳は、５人分の修士課程奨学金、55人分の学士課程奨学金とラオス語短期教育奨学金がある。教育期間については、修士課程は３年、学士課程は５年であり、ラオス語をまだ学んでいない人向けの１年間のラオスでのラオス語準備期間を含む。ラオス語の短期教育プログラムは２年間である。
　合格した応募者には、協定による奨学金留学生に対するラオス政府の規定に従った金額の授業料と寮の提供を含んだ奨学金が支給される。協定によりラオスに留学する学生に対する現行制度に従って、ベトナム政府は毎月の生活費、交通費、パスポートやビザ、医療保険の手数料といった補助金を支給する。
　合格するためには、応募者は道徳、政治、良好な健康状態に関する要件を満たすことのほかに、教育プログラムを完了させ、[ベトナムに]帰国後は留学に派遣した機関に寄与するかもしくは国の要請に従うことを確約する必要がある。教育プログラムを完了しない、勉強を放棄する、大学を退学するなど、奨学金受給者の義務を十分に果たさなかった場合は、現行の規定に従って教育経費を補償しなければならない。
　応募者は一つの学部のみに登録され、応募、合格、通学の登録をした後に、勝手に専攻や教育機関を変更することはできない。入学する学位レベルは、応募者の持つ学位証明書よりも高くなければならない。

書類の受付期間は７月31日まで。
奨学金プログラムの詳細はこちらから。

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（ 翻訳者:渡辺真衣 ）
（ 記事ID:5447 )