ホーチミン市にバスとグラブ(Grab)の各種サービスとの適合アプリが登場
2020年07月10日付 VietnamPlus 紙
7月10日、ホーチミン市交通運輸局は、iOSとAndroid対応のシステムを用いて、バスをGrabアプリと連結させたモバイルディバイス上の公共交通運行情報提供アプリ(アプリ名Go!Bus)を発表した。
このアプリの目的は、人々にホーチミン市内の公共交通機関を最適に利用できるサービスを提供することである。
「バスの停留所ネットワークはあなたのそばに」とのメッセージを以て配信されるGo!Busは、FPT社の参加を得て、最新の技術基盤を基に製作された。これは、バスをはじめとする公共交通機関(将来的には地下鉄、BRT[バス・ラピッド・トランジット]、水上バスにも対応)と、Grab(Grab Bike、GrabCar)を適合させたベトナム初のソフトウエアでもある。
交通運輸局のバスのデータおよび民間の技術基盤を利用したこのアプリの適合によって、連結して切れ目のない交通システムを作り、スマート交通ソリューションを構築して、スマートシティプロジェクトの実現に貢献していく。
この輸送形式を利用すれば、人々は多様な行き方を選択することができる。中でもGo!Busは、最も便利かつ最先端の方法で、往来の行程を具体的に案内してくれるだろう。
人々は、バスが停留所に到着する時間を知ることができ、路線のルートや路線状況も知ることができる。特に、バスの停留所から200m以上離れている場所にいる場合、利用者はバスとGrabで行く方法を組み合わせた道を検索することができる。人々は、バスの停留所まで歩くかGrabで行くかを選ぶことができる。
ホーチミン市公共交通管理局のレー・ホアン副局長は、この連結は、狭く奥まった路地が多い市の特性に適しており、公共交通機関を利用するプロセスにおいて乗客に利便性があると述べる。
Grabとリアルタイムの情報を連結する機能および乗客を見つけ、乗客に情報を提供し、いつどこでも市のバスの現在時刻についての情報を見つけ出すことができるといった周辺機能のすべては、自ら情報を見つけ自ら往来したいとのニーズに応えるものである。
ホーチミン市では、現在128のバス路線があり、そのうち91路線は補助金を受け、31路線は受け取っていない。最近、交通運輸局は、交通運輸省に対し、配車予約アプリを利用して、ラッシュアワーか否かにより一回の乗車チケットが10,000~40000ドンで運行するミニバスを活用したプロジェクトの実施方針について提案を行った。
また、交通運輸局は、各社が安心してビジネスを行えるよう、補助金の問題を解決するため、各バスの広告請負いを発注するべく、運輸会社や運輸関連の協同組合と協議を行った。
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( 翻訳者:池田樹生 )
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