ノイバイ空港を利用する旅客数は急回復
2020年10月08日付 VietnamPlus 紙
ノイバイ空港の利用客は急速に回復している
ノイバイ国際空港を利用する旅客数は、急速に増加し、航空業界の大幅な回復を示している。
ノイバイ国際空港の統計によると、2020年10月の最初の週は、一日あたり平均のべ約300フライトで平均4万2,000人の旅客が利用し、国内線は回復の勢いに乗っている。
ノイバイ国際空港の副所長である、トー・トゥー・ハー氏は、2020年9月初めからこれまで、[ノイバイ国際]空港を利用する旅客数は毎週15-25%増加していると述べている。特に、先月9月末の数日間で、ノイバイ空港は毎日一日で5万人近くの旅客と340便近くのフライトを迎え入れた。この数字は、2020年8月と比べると、3倍以上に増えた。
これは2020年8月からの、航空業界の力強い回復を示す非常に印象的な数字である。8月はダナンで新型コロナウイルスの感染が拡大した時期であり、ノイバイ空港は最も少ない日は、一日に約1万3,000人の旅客とわずか118便のフライトしか受け入れていなかった。
商用目的での国際線フライトの再開や政府の観光需要を刺激する政策もあり、旅行の手段として飛行機を使用する際の旅客の信頼が、日増しに強まっている。ハー副所長は、航空輸送量は、今後も今まで以上に確実に増加し続けるだろうと述べた。
一方でノイバイ国際空港は、飛行機を利用する旅客に向けて安全を保障するために、疫病対策措置も強化している。
旅客サービスを行うスタッフに「[感染]防護の層」を更に1層増やすため、第1ターミナルと第2ターミナルの旅客手続きカウンターシステムには、飛沫防御のためのパネルが追加で設置された。透明なMICA[アクリル樹脂]によるパネルシステムは、旅客と空港スタッフ間の良好なコミュニケーションを確保しながら、コミュニケーションの際の飛沫感染を最大限防止するために、通気口が設計されており、コミュニティへのウイルス感染拡大のリスクを最小化させる。ノイバイ国際空港は、荷物紛失カウンターと情報カウンターに引き続きこのパネルを設置する。
それに加え、ノイバイ国際空港はフライトのサービスや受け入れに参加している各個人及び組織に対して適応される運営規程をこのほど制定した。
したがって、国内線と国際線の乗客については、通常の各手続きに加えて、ハノイの疾病管理センター(CDC)と連携した航空安全保障職員とグランドサービススタッフによって、2回の医療検査が実施される。条件を満たさない場合(熱が37.5度以上、咳、息切れがある)は、ハノイCDCは、感染の兆候がある人に対する医療規定を実施する。
特に到着客の場合、空港は[空港での]移動ルートを明確に分ける、国内線、国際線のそれぞれの各便に対するサービスを規定した。その到着便の分類は、通常の運航便、疫学的要素がある便、ターミナルに移動する旅客の便、ターミノイナルにアクセスしない旅客の便、などである。
「各部隊と空港によって、一連のサービスにおけるあらゆる状況[への対応措置]が、細部まで統一されている。各発着便の絶対的な安全のためのサービスを保障し、旅客とサービススタッフの健康を守り、市中感染のリスクを防ぐためである」とノイバイ空港の幹部は強調した。
さらに、ノイバイ空港は第1ターミナルの旅客ターミナルエリアに週2回消毒薬を散布する。CDCハノイと連携し、第2ターミナルエリアと、ウイルス感染および接触の疑いがある場合は旅客の各移動ルートでも消毒薬を散布する。2つのターミナル間で旅客を輸送する車や、各オフィス、施設でも定期的に消毒を行い、多くの人々が頻繁に接触する場所やエリアの衛生状態を向上させる。
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( 翻訳者:坂入菫 )
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