クアンニン省、新農村建設から10年で大きく改善
2020年10月14日付 VietnamPlus 紙
日々美しくなるクアンニン省の農村の容貌
クアンニン省は「新農村建設国家目標プログラム」の実施から10年で多くの成果を生み出し、2019年、つまり打ち出された計画の1年前に目標を達成した。
「新農村建設国家目標プログラム」はクアンニン省の農村の容貌を大きく変貌させた。人々の生活は改善され、数千キロの道路が舗装され、福祉施設が建設され、農村の文化・社会・環境には多数の進歩があり、そして政治体制は堅牢で秩序安全が維持されている。
2010年、クアンニン省は困難を極める状況のもと、新農村建設に着手した。
クアンニン省新農村建設課副課長のダン・バー・バック氏は次のように述べている。「私たちは困難を極める状況のもと、新農村建設に着手しました。省は発展しているのですが、農業分野は特殊な地理的特徴を持っています。多くの村が山間部、国境沿い、島にあり、全省で52の貧困村、22の特別貧困村を抱えています」。
そのような数々の試練を前に、クアンニン省は新農村を「下から上へ」建設しなければならないと明確に定めた。それはすなわち住民が政治体制と共に活動に参加するということである。そのため、農業は省全体の経済構造の中で比重が軽いにもかかわらず、省の社会経済、国防、安全保障の発展の中で重要な位置に置かれた。
「新農村建設国家目標プログラム」の実施から10年、クアンニン省は計画より1年早く目標を達成した。これまでに省全体にある122のうち91の村で新農村の建設が完了しており、2022年にはあと100の村で目標が達成できるように奮闘している。
ダン・バー・バック氏は次のことを強調して述べている。「新農村建設が完了しても、ハイレベルの新農村、模範的新農村建設の指導を続けていかなければなりません。現在、省全体で合わせて5つの村が模範的新農村になっていますが、全国の多くの地方では僅かしかありません」。
一つ言えることは、クアンニン省の新農村建設の中心的な戦略は、組織が地元に優位性のある製品の生産や経営を発展させることを目標とした「一村一品」運動で、「経済と生産組織の形態」指標のグループを効果的に実現し、人々に収入の増加をもたらすものである。
クアンニン省はこのプログラムの実施において全国の中でも先駆者的存在である。平野部の村を抱える10の県、町、市と第一区域所属の村には、一村一品運動に参加している127、148の企業、合作社、生産世帯があり、省全体の85.8%を占める。この運動に参加している311、402の製品があり、省全体の77.4%を占める。このうち117、138の製品が星を獲得した。
クアンニン省の一村一品運動への取り組みの成果は、農業農村発展省グエン・スアン・クオン大臣に非常に正しいやり方であると評価され、政府もこれを全国に広げることを奨励している。
「新農村建設に開始点はあるが終着点はない」という認識のもと、クアンニン省政府と人民はこれからも引き続きこのプログラムの質の向上を心に決めている。
「新農村とスマートシティのプログラムを結びつけることで、都市と農村の間を縮め、都市農村間の大きな格差をなくすことを保証することを約束する。これは省が引き続き打ち出す目標なのです」とダン・バー・バック氏は言及した。
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( 翻訳者:岩重綾乃 )
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