ハウザン省:1000ヘクタールの稲・果樹が長雨による影響を受ける
2020年10月17日付 VietnamPlus 紙
各地方は、秋冬作の稲や畑、果樹園、水産物、住宅地の安全確保のため、堤防や護岸システムの損壊を検査し、タイムリーに処理する。
ここ数日、ハウザン省では、台風16号[訳注:ベトナムでは台風7号と呼ばれる]の風雨と南シナ海上の熱帯低気圧による長雨が、約1000ヘクタールの稲と果樹に影響を及ぼした。
ハウザン省自然災害対策・捜索救難指令委員会常設事務所の報告によると、現在、省全体で521ヘクタールの穂が熟してほとんど収穫の段階にあった秋冬作の稲が暴風雨によって倒れてしまった。倒れてしまった稲の割合は10〜50%で、局地的に100%の場所もあり、推定で5〜40%生産性が下がった。
その上、大雨はロンミー県の苗の段階にある175ヘクタールの秋冬作の稲が10〜15cm程浸かる浸水を引き起こした。現在のところ被害のレベルは確認されていない。
数日間続く大雨の影響により、河川や水路の高潮の水位が上昇して局地的に浸水し、省内の果樹園304.8ヘクタールが水に浸かった。
現在、各県、各地方都市、各都市の災害対策・捜索救難指令委員会は各専門部署に台風16号と熱帯低気圧によって引き起こされた被害の調査、検査を引き続き行うよう指示している。
ハウザン省災害対策捜索救難指令委員会常設事務所所長・水利支局支局長のチャン・タイン・トアン氏は「台風の影響による農業生産とその他の業界に関する損害を最小限に抑えるために、地方は状況の変化をしっかりと観察する必要がある。特に、効果的な対応を主導し、タイムリーで正確な通告を人々に行うために、南シナ海の潮位と上流から流れ込む水の水量が結合した動きを観察する必要がある」としている。
加えて、各地方は秋冬作の稲作地帯や畑作物の栽培地、果樹園、水産物、居住地域の安全を確保するために、堤防・護岸システムの損壊についての検査、処理を行う。
一方で、当局は人々に雨が降り浸水が起きた時は、とりわけくぼ地や低地、堤防のない地域では、生産を守るために主体的にポンプで水を排水することを勧告している。
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( 翻訳者:乙川巧磨 )
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