バガン地域で建設機械を使用して穴を掘り植樹したことを、ユネスコが調査
2020年10月31日付 The Voice 紙


マンダレー 10月31日

世界遺産のリストに含まれるバガン考古学地区の中において、建設機械を使用して穴を掘り、木を植えることに関してUNESCOが調査をしていることが考古・国立博物館局バガン支所から分かった。

3000本の植樹を含めバガン地域の環境整備事業を行い、行う中で木々を植えることが可能となるよう掘削作業を機械によって行なったところ、損害が出たのでUNESCOが調査を行ってきた、ということを考古・国立博物館局バガン支局副課長ウー・ミンタンが述べた。

「機械を使用したときに損傷があった。これに対してどのように管理するかということだ。この状況を報告するように言われた。私たちは一つ返事をしておいた。地区の中でもう植樹はさせていない。場所を移動させた。すでに穴を掘ってしまったところも埋め戻すように言っておいた。埋め戻すところは、記録写真付きの文章で報告するようユネスコが言った」と同氏が明らかにした。

バガン地域の環境整備事業にバガン考古学地区の入域料から得た25億2000万チャットを使っており、インドソケイ、ナンバンサイカチ、ホウオウボクその他を含め地元産の樹木3000本を植える予定であること、植樹含め必要となる機械を買ったこと、各種の道を作る事業、街灯を建てる事業、ゴミを燃やす機械購入を含むことがニャウンウー県の総合行政局からわかった。

現在、約1500本の植樹を終えており、植樹のために掘っていた穴約700個を埋め戻すよう指示をしてあること、まだ植えていない木をレッドゾーンに含まれないイエローゾーン内に植えるよう指示をしておいた旨を考古・国立博物館局バガン支所から聞くことができた。

バガン地域はミャンマー国民の問題の象徴のひとつとして、また非常に豊富な昔の技法で建てられたパコダのような古い建造物ゆえに、海外からの観光客を引き付ける場所として世界的に有名な場所の一つである。

バガン地域のように世界遺産に登録されている場所において計画を行う際に、世界遺産にどのような損害がでる可能性があるかという調査を行った後にのみ実行すべきだということ、長期的な視点で考えて実行すべきだということを、一部の世界遺産の専門家が見解として述べた。

ユネスコは2019年7月6日にバガン考古学地区全体を世界遺産登録地区と指定した。

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( 翻訳者:井口 )
( 記事ID:5541 )